昨日はおむすびを持って「人生のフルーツ」という
映画を観に行きました。
小さな映画館でしたが満席でした。
食べることを大切にした丁寧な暮らしが描かれて
いる映画で、作られるお料理がどれも美味しそうで
食べてみたいな~と思いながら、持って行った
おむすびをカバンから出して食べたら、
思わず、美味しいと呟いてしまいました。
今まで何人かの人に、私が作ったおむすびが、
人生で一番美味しいおむすびだったという、
有り難いお言葉を頂いたことがありますが
自分で食べると、初女先生のおむすびは
こんなもんじゃないと思い
そんなに美味しいと思えなかったのです。
でも昨日は、本当に美味しいと感じたのです。
ご飯を炊いた時、初女先生が炊いたご飯のように
ふっくらと盛り上がって炊けたので、
おむすび!と思ったのですが…
自画自賛で恥ずかしいですが、自分のおむすびに
ちょっと感動しました。
「直さん、おむすびはご飯の炊き方が大事なの」と
いう初女先生の言葉が蘇って来ました。
やっと、先生のおむすびに一歩近づけたかも
しれないと思えました。
シンプルだから奥が深いおむすび
この初女さんのおむすびを伝えて行きたいと
心から思いました。
帰って来て、初女先生が信頼していたKさんに
そのことを伝えると、「初女さんが喜んでいるよ
直さん、やっていいんだよ」と言ってくれました。
初女先生のおむすび講習に、どれだけ
行ったかわかりません…
先生の「直さんには全部伝えてあるよ」という
お言葉の中には、おむすびも入っていたのだと
いうことがわかりました。
あの泣きながら食べた初女さんのおむすびは
魂に響く、おむすびでした。
初女さんのおむすびは、いのちのおむすび