料理家の小林かつよさんが、「私が死んでも
レシピはのこる」と言われていたそうです。
そして、今なお小林さんのお料理の本は売れて
いるそうです。
初女さんもお料理の本が出ているので、レシピは
のこりますが、レシピでは伝えられないものが
お料理にはあるので、それが残念です。
イスキアの定番「にんじんのクルミ白和え」も
豆腐を熱湯で茹でてザルに上げてさます。と書いて
ありますが、お豆腐を茹でる時の初女さんの
真剣さはすごいものがありました。
鍋をじーっと見ていて、豆腐がぐらっときたら
即、上げるのです。
こういうところが、初女さんの料理の美味しさと
なるんだろうな~
何度見ても分からなかったのが、ご飯の水加減
お水に浸したお米を何粒か手に取って、米粒の
白くなり具合をみて、炊飯器の水を足したり
引いたりするのですが、その水の量が
小さなおちょこ1杯、あるかないか…
森のイスキアのスタッフも、「あたしらだって
わからないよ」と言っていたくらいです。
初女さんは、お米の声が聞こえるのかしらと
思ったこともありました。
ヒントだけでも聞いておけばと、思うけれど
きっとヒントなんてないんだろうな~
真剣にお米と向き合う初女さんだから、分かるん
だろうな~
初女さんは「お米の一粒一粒も、生きている「命」
その日、その日によってお米の状態も違います。
水加減も、その時のお米に合わせ決めます。
言葉では説明できない微妙なところなので
経験を重ね、体で覚えることでしょうね」と
書いています。
初女さんのお料理の手伝いをする時は、嬉しくて
どこか舞い上がっていて、覚えようという
真剣さが足りなかったからな~
でも、おむすびだけは初女さんの伝えたかった
ことを、出来るだけ取りこぼさないように
伝えて行きたいと思っています。
初女さんのおむすびの動画を見ていたら
何か見たことある人が…と思ったら私でした。
おむすび講習会の助手で、こんなに近くで
初女さんのおむすびを見ていたんだと、
動画を見て、今頃ハッとしています。
初女さんと私の出会いも「おむすび」が
繋いでくれたものでした。
ソウルフードである初女さんのおむすびを
伝えていけたらな
おむすびNO.2