~空からの贈りもの~

「森のこもれび」の山崎直のブログです。

映画「ほたるの川のまもりびと」

2018-07-17 08:39:24 | 日記

昨日観たもう一本の映画は

「ほたるの川のまもりびと」です。

長崎県で50年もの長い間、ダム建設に反対している

こうばる地区の住民のドキュメントです。

こんな風に書くと、な~んだと思うかも

しれませんが、自然豊かな里山で、「ごく普通の

暮らしを、ごく普通にしたい」と呟いている声を

聴き、あ~「祝福の海」でも「カンタティモール」

でも、同じことを言っていた。

なぜ、こんな当たり前のことがこんなにも

大変なんだろうと思ってしまいました。

こうばる地区の人たちは、50年もの間

毎日座り込みをして、重機が入らないように

していましたが、去年の7月28日の深夜12時頃

重機が入ってしまい、こうばるの人たちは

重機の下に入って「私たちをどかさない限り

重機はうごかせませんよね」と工事をストップ

させているのだそうです。

映像を見れば、誰もがこの自然を残したいって

思える、日本の原風景のようなところです。

こうばるの54人の住民が、ひとつの家族のように

なって守っているのです。

こんな生活を50年もしているのに、兎に角

みんな明るくて、よく笑うのです。

だから、観ているこちらが元気づけられるのです。

「ほたる祭り」が行われる、自然豊かな大地を

守り続けようとする人たちがいることを

是非、映画を観て知って欲しいと思いました。

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映画「子どもが教えてくれたこと」

2018-07-16 23:51:51 | 日記

今日は、何と渋谷と銀座で映画を観ました。

一日に2本も映画を観るなんて、いままでに

あったかしら?

「子どもが教えてくれたこと」という映画は

難病の子ども達のドキュメント映画です。

重い病気を持って生まれて来た子供達が

実に明るく、前向きで、いのちの本質がわかって

いるのでは…

と言う哲学的なことを話しているのです。

子ども達は、自分の病気についてよく知っていて

いのち一杯、今を生きているのです。

この映画を撮った女性の監督自身が、我が子を

亡くしているそうで、いのちに対する眼差しが

どこまでも温かく、観終わった時に、子ども達の

生きるエネルギーで、こちらも元気になって

いました。

友だちが死んだら長い間悲しい気持ちになる。

でもそれは不幸とは違う。

自分次第で幸せになれるんだ』

「あのオンドリはメンドリが死んじゃってから、

ちょっと鬱っぽいんだよ」

「いまは悲しいだろうけど、その悲しみを

忘れるくらいオンドリが)長生きしてくれると

いいな」』

こんな言葉が小学生の子ども達から出て来るのです。

最後に女の子が放った一言が忘れられません。

『いのちを信じて!』

生きるということを、子ども達が教えてくれる

そんな映画です。

人間って、前向きな心を持って生まれて

来るんだな~と、心が震えました。

 

子どもが教えてくれたこと 日本版予告 7/14公開

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2・5人称の死

2018-07-15 18:49:19 | 日記

今日も暑かった~

被災地の人たちは、どんなに大変でしょう…

思いを馳せるばかりで、祈ることしかできません。

 新聞にオウムの井上元死刑囚が入信したのは

高校2年の時で、親は大人になった息子の写真を

持ってないと書いてありました。

この短い文章を目にしたとき、胸が一杯に

なりました。

ランディさんは、語学留学から戻りすぐに仙台の

林死刑囚に会いに行きました。

そして、7人の刑が執行されて、また直ぐ仙台に

行かれました。

ランディさんのツイッターに

全身筋肉痛、無自覚に力が入っていたんですね。

死刑になるかもしれない人と会ってきたのだから、

そうですよね。自分では平静なつもりでいたのに』

と、書いてありました。

ランディさんは、凄いな~、本当に優しい人は

強いという言葉が思い出されました。

新聞の松尾貴史の「ちょっと違和感」という

コラムに『安倍総理大臣は、5日夜「赤坂自民亭」

と称して身内の議員が集まる宴会に参加し

酒盛りを楽しんでいたという。

気象庁が異例の記者会見を開いて警戒を呼び掛けた

後である…

重ねて、オウムの幹部たち7人の死刑囚の刑を

翌朝一斉に執行する指示を出し、まともな

神経であれば極度に謹慎すべき精神状態で

あるはずの上川陽子法務大臣は、その宴会を

取り仕切る「女将」と称して浮かれていた。

随分と強じんな心を持った人物である。』と

書いてありました。

私たちは人の死に対し、無感覚に

なり過ぎていないかな~

思わず、柳田邦夫氏の2・5人称の死を検索して

しまいました。



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良い一日迎えるために

2018-07-14 22:03:02 | 日記

今日は暑い一日でした。

テレビで今年一番の暑さと言ってました~

お墓参りに行って、ご先祖様も暑かろうとお水を

ジャカジャカかけちゃいました。

お線香をあげながら、このお墓の中の人が

誰か一人欠けても私はここにいないのだと思うと

ずーっとずーっとたどって行けば、地球誕生から

宇宙にまで行くような、そんな気持ちに

なりました。

夕方の空を見上げたら、桃色の雲がでていました。

見上げれば、そこに宇宙が…

夏の夕方って好きです。

一陣の風が吹いただけで、素直に有難いと

思えるのです。

風が吹いただけで、幸せになれる…

子どもの頃は、こんな幸せを一杯感じて

いたんだろうな~

ランディさんのツイッターの言葉に、

うわ~同じ思いだ!と嬉しくなりました。

社会がどんなに理不尽であっても、

ふとんに入って寝る時はじぶんに満足して眠ろう。

じぶんしか変えられないし

じぶんから一歩も出れない。

人生への不満と社会への不満を仕分けして、

明日もよい一日に。

            田口 ランディ』


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シンプル

2018-07-13 22:12:45 | 日記

昨日の続きです!

Kさんに「初女さんは幸せになりたければ

今に満足すればいいだけですと、言ってましたが

それが結果を求めないということだったんですね」

と、メールしたら「結果の幸せなんて、

また直ぐに求めてしまう気がします。

幸せって言っていると、幸せだよ。

シンプルです。」という返信が来ました。

そうか、幸せ~って言っていればいいのか~

今日は暑かったので、夕方涼しい風が吹いて

来たとき、あ~幸せって言葉にしてみました。

お風呂に入って、ゆったりした時も

あ~幸せって…

言葉は言霊だから、言っているうちに

幸せが集まって来る気がします。

大切なことってシンプルなんだ

複雑にしているのは、自分の頭なんだね。

初女さんは「私、単純だから」って言ってたけど

シンプルってことだったんだね。

今頃分かりました。

物事の本質は、みんなシンプルなんだ!

今日からお布団に入ったら「あ~幸せ」って

言って眠よう!

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「知足」~「今を生きる」~結果を求めない

2018-07-12 20:25:09 | 日記

昨日のブログに「足るを知る」について書き

ましたが「知足。足るを知る」は「今を生きる」

と通じるところがあると思うと、初女さんの

本の中に書いてありました。

昨日、初女さんの精神を一番理解しているKさんと

(私が、先生の精神一番分かっているの

Kさんだよね!と言った時、初女さんは大きく

頷いていました)

電話で話していた時Kさんが、「今を生きる」

って、結果を求めないことだよと言うのです。

私は、初女さんから何度も「今を生きる」という

ことを聞き、初女さんの著書を繰り返し読んで

いますが、そこまで思いが至りませんでした。

初女さんの「幸せになるためには、いまの状態に

満足すればいいだけなのです。」の言葉は確かに

結果を求めてないのです。

そうか~

私たちは、学校教育で(その前からも)いつも

結果を求められてきました。

社会に出たら成果主義の世界が待っていたし…

何かしたら結果を求めることが、まるでDNAに

組み込まれているように錯覚して…

癖以上に体にしみついてしまっているようです。

そのことが、すごく生き辛くしているのに…

今の状態に満足するとは、結果ではないんだ!

結果を求めない生き方に意識を持っていくと

楽になるだろうな~

初女さんが言っていた「今を生きる」とは

そういうことでもあったんですね。

目から鱗です。

先ずは、意識を変えよう!



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足るを知る

2018-07-11 20:57:26 | 日記

太陽と風があったら梅を干すの

風がないとだめなの…

初女さんの言葉が思い出されます。

今日も梅を干しました、そろそろ最終段階です。

私が、梅をひっくり返していたら、カラスが

近くで鳴いているので、お願いだから梅ちゃんを

取らないでよ!梅ちゃんは酸っぱいの!と

一人でぶつぶつ言ってました。

ふと、ナスの漬物も美味しく漬かるように

なったし、ご飯も美味しいし…

と、思った時に「足るを知る」ということを

忘れていたな~と思いました。

私たちは、いつからこんなにもっともっとと、

求めるようになったのでしょうか…

グルメなんて言葉、昔はなかったし

より良い生活を目指しているうちに今に

目を向けなくなったのかな~

初女さんは『「いまを満足する」

これは、仏教の言葉で言うなら

「知足。足るを知る」に近いでしょうか。

自分の「いま」に満足し、そのことに

「感謝」の気持ちを持つこと。

そういうふうに考えれば、自由な気持ちに

なれるはずです。』と…

初女さんは、幸せになるためには、いまの

状態に満足すればいいだけなのです。と

著書の中に書いています。

私たちは、求めて求めて今を忘れてしまって

いたのでしょうか…

誰の言葉か忘れてしまったけれど

ノートにこんな言葉が書き留めてありました。

 『今、この瞬間幸せでいましょう。

  それで十分です。

  その瞬間瞬間が私たちの求めているもの

  すべてであって、他に何もいらないのです。』

初女さん、足るを知るが今を生きる事なんですね。

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ご飯を食べよう

2018-07-09 22:46:51 | 日記

大変な災害が起きています。

初女さんが言われていた「人様に起きることは

自分にも起きる」ということが深く頷けます。

主人が広島出身なので、両親が生きていたら

飛んで帰っていただろうなと思います。

本当に祈るばかりです。

 今週、職場で調理実習をするので、

作業所の皆にご飯だけは持って来て

もらいましょうということになりました。

職員の一人が「パパっとライス」でもいいから

何度も言っているので、私がご飯ぐらい炊いて

いるでしょうと言うと、どうもそうでもない

ようなのです。

私は、ご飯さえ炊いてあれば安心と

思ってましたが…

本当にご飯離れが来ているんだなと、驚き

ました。

食べものが体をつくり、心を安定させるという

ことが意識されてないんだな~と思いました。

初女さんは『毎日きちんと三食、ごはんを

食べることが生活の基本です。

三度の食事をおろそかにすると、生活そのものが

崩れてしまいます。

逆に、まず食事を丁寧に正しくしていると、

生活が整ってきます。

なぜなら、ごはんを食べることで心も体も

健やかになって、しゃんとするからです。

心も体も芯から丈夫になってくるので、

苦しいことや辛いことも乗り越えられるように

なってきます。

お腹が満たされていれば、心も体も安定するので

たとえ気に入らないことがあっても、自分を

抑える力が出て来ます。

私は、朝ごはんは、パンよりもごはんの方が

腹もちがするので、よりいいのでないかと

思っています。』と書かれています。

米の消費量が年々落ちてるそうで、とても

気になります。

初女さんは、「瑞穂の国といわれる農業国に

生まれた日本人の体に一番合うのは、

やはりごはんだとだと思います。」と

言われています。

私たちの国は農業国だったんだと、初女さんの

言葉で気がつきました。

ねえ、もっとご飯を食べよう!

 

 

 

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星野道夫の世界

2018-07-07 21:53:14 | 日記

今朝、甘長唐辛子を手にしたとき、

これが食べられるって感謝だなと思えたのです。

そうしたら、いつもより丁寧に調理してました。

今、生きていることに感謝の気持ちが湧いて

来ました。

フランクルの「夜と霧」を読み終え、初版の時より

ずっと読みやすくなっている気がしたら、

新しい訳になっていました。

時代を超えて読み継がれていく本は、こういう

努力もしているんですね。

何だか心が重い時は、星野道夫さんの世界に

還りたくなるのです。

 『混沌とした時代の中で、

 人間が抱えるさまざまな問題を

   つきつめてゆくと、

 私たちはある無力感におそわれる。

 それは正しいひとつの答が

 見つからないからである。

 が、こうも思うのだ。

 正しい答など初めから存在しないのだと…

 そう考えると少しホッとする。

 正しい答をださなくてもよいというのは、

 なぜかホッとするものだ。

 しかし、正しい答は見つからなくとも、

 その時代、時代で、より良い方向を

 模索してゆく責任はあるのだ。


 壮大なアラスカの自然は、

 結局人間もその秩序の中で

 いつか帰ってゆくという、

 あたり前のことを語りかけてくる。

                星野道夫  』

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心が重い…

2018-07-06 21:04:51 | 日記

先日、歯医者さんに行った時ランディさんの

「死刑囚の人は歯の治療もしてもらえない

せめて歯の治療くらいさせてあげられないのかな」

と言う言葉が思い出されました。

6月にランディさんと会った時、オウム真理教の

死刑囚の記事を渡したのですが、その中に

ランディさんと交流している死刑囚の人が

「金曜が過ぎると、土日は刑の執行がないから

2日間は生きられると思う」ということが

書いてありました。

ワールドカップの日本の試合が終わり、選手たちが

帰国し、一つのお祭りが終わったような気持に

なっていた翌日、オウム真理教の死刑囚の

執行がありました。

知った時、ひどく動揺し胸が苦しくなりました。

彼らの犯した罪は、取り返しのつかないものであり

人としてやってはならないことを犯しました。

でも、なぜ彼らはこのように進んで行って

しまったのか…

これまでに何がわかり、いまだ何がわからない

のかも知らされず、ひとつの時代を終らすように

刑が執行されたような、そんな気がします。

今日は、日本中を重い雲が覆ったような気がします。

心が重いです。

金曜日が終わろうとしています。

土日は刑の執行がない…

ふと、死刑囚のYさんの言葉を呟いている自分が

いました…



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