頬に刺青を入れた少年。何となく気に入っているので、また描いてしまいました。ちょっと幼い感じになっちゃったかな。手に持っているのは、何かの魔法の道具か、薬の入っていた容器でしょう。
「少年」といっても侮ってはいけません。かなり高い魔法も使えますから。
なんとなく、悲哀に染まった顔をしていますね。
一つの種族、民族が滅ぶということは、人間が思っている以上に、重いことなのです。
人間はなぜ殺し合うか。それは、嫉妬するから。相手が、自分と違うのが、とてもいやだから。相手が自分と違うと、なんとなく自分たちの方が馬鹿なような気がして、つらいのです。相手は自分たちの知らないことを知っている。そんなことすら、いやなのだ。
この少年は、あどけない顔をしているけれど、そんな人間のやってきたことを、ずっと見てきたのだろうな。