上部の人です。女性じゃありませんよ。そう見えないこともないですが、男性です。
目つきからさっするに、相当段階の高いお方のようです。
手に持っているのは紋章です。多分それを用いて何かの魔法を行おうとしているところ。
こういうタイプの上部人は、聖者としても、かなりきついことをやる人です。相手が自分より段階が低い人間とわかっていても、悪いことをすれば、かなりきついお仕置きをやります。手加減はしてくれますが、やられた方はものすごく痛いそうです。
上部人にもいろいろな人がおりまして、月の世の罪びとたちなどは、「こいつに出会ったらやばい」という人が決まっていて、そういう人のリストなんかつくってる人もいるそうですよ。そのリストはいろんなところに出回っていて、もちろん上部人たちも知っているらしいです。
ちなみに、聖者の本当の名前は月の世の人も日照界の人も、誰も知らないので、それぞれに人間が勝手にあだ名をつけているそうです。それも、かなり失礼なあだ名をつけているそうです。人間はほんと、いろんなことをやります。今は、まあいいだろうという感じで許されてますが、そのリストであまりひどいことをやると、いつかとんでもないことになるかもしれません。
この人は、そのリストでも、上位の人ではないかな。