ひさしぶりに女性の絵を切りました。「ミモザ」に出て来る、十四歳の娼婦、ミモザです。
普通、わたしは、人物を描くとき、バックはあまり描きません。よくいうことですけど、人物が強すぎて、バックがあると、うるさいと感じるのです。
だけど、ミモザだけは、なんだか何か描いてあげたくて、小さな星をいくつか、描いてみました。みなみじゅうじ座のミモザの星が、翼を生やしてミモザのところに飛んできてくれている。服には、宝石のビーズを縫い付けてある。少女には、悲しみを埋めるための魔法がたくさん必要なのだ。
読んでくださった方は知ってるだろうけれど、ミモザはとても苦しい。さみしい。わたしには、とても言えない、書けない経験をたくさんしている。
そういう女性たちのために、一筋でも光があたりますようにと、小さなお話を書いたのですが。昨日目次もつくりましたし、できればたくさんの人に読んでほしいです。
ミモザは十四歳。本名はクランペルパピータ(パピ)。白い肌、水色の瞳、色の薄い金髪。男の人に、愛を売る仕事をしています。