うつくしくうまれすぎた
男というのはもう
おとこではないの
おんななのよ
ののしられ
はずかしめられ
たおれ
つぎつぎと しんでゆく
きえてゆく
それでもいいと
いった おとこはもう
おとこではないの
すずしいひとみに
薔薇がやどる
くちびるが あまくひらく
かみがおどる
わたしはだれ
どこからきた
なにをしにきた
わかる
すべてを よみがえらせるために
わたしはいま おんななのだ
のりこえる
たえつづける
かべをぬける
てんじょうをぬける
じぶんを こわしてたたかう
すべてをやった
女はもう おんなではないのよ
おとこなの
わたしはいま 男なの
薔薇の目に 水晶が開く
くちびるが しじまにとじる
ほほえみを つるぎにかえて
かまえる
おまえを
ころしにきた
復活せよ
人類よ