あかいめだまの さそり
ひろげた鷲の つばさ
あをいめだまの 小いぬ、
ひかりのへびの とぐろ。
オリオンは高く うたひ
つゆとしもとを おとす、
アンドロメダの くもは
さかなのくちの かたち。
大ぐまのあしを きたに
五つのばした ところ。
小熊のひたいの うへは
そらのめぐりの めあて。
ふえを ふきながら
ひとり
ともだちを まっていた
しずかな 野辺で
わたしは うごけない
こぐまの ひたいに
すわっている
ともだちは やってきた
ようやく
ながいながいあいだ まっていた
ともだちは
みやざわけんじ