最近、高い放射線量が測定されたことで度々報道番組で取り上げられる千葉県内の某市、ここに我が家はある。
市では、学校など市の施設を中心に順次測定しているが、個人の敷地内やその周辺まで手が回らない。一方で、住民からは、自宅周辺の放射線量を知りたいとの強い要望があり、市が測定器を購入し、数日前から希望者に貸し出しを開始した。
早速、申し込みに行った来たが、受付初日だけでも3千人近い申し込みがあり、借りられるのは3週間以上先になる。
測定の結果、1マイクロシーベルト/時以上の場合は、除染の措置が講じられるそうだ。
雨水の浸透枡周辺やカーポートの屋根に降った雨水が流れ込む自宅前の側溝など、高い数値が出そうな嫌な予感がする。
福島第一原発から200キロ近く離れているので、放射性物質はここまで飛来して来ないだろうと思っていたが、まさか自分の住む地域がホットスポットになるとは。事故当時、汚染警戒地域を同心円でしか捉えていなかった政府や関係機関の対応はお粗末過ぎる。
それにしても、東電が全電源喪失という事態を全く想定しておらず、重大事故に至らしめたことに今でも怒りが収まらない。歴代の経営陣61人に対して、合わせて5兆円余りの賠償を求める株主代表訴訟に向けた動きがあるようだが、5兆円は無理にしても経営陣全員に対して何らかの責任を取るせるべきだろう。社長一人が辞任しただけで済まされる話ではない。