熟年男の歳時記

趣味のバイク、料理、DIYや旅行記を中心に日々の暮らしと感じた事など気ままに綴って行きます。

憎きアブ、その吸血の仕組み

2012-08-25 08:08:20 | クラインガルテン生活
夏のこの時期、農作業をしていると羽音を立ててまとわり付いてくるアブ。
先日は、露天風呂でも刺されてしまった。

アブと一口に言っても、花の蜜を吸うものから他の昆虫を捕食するものまで種類は様々。この中で家畜やたまに人の血を吸う厄介者は数種類だけ。

この吸血アブに刺されると痒みが一週間以上続くこともあり、ひどいと腫れ上がってしまう。
唾液に含まれる特殊なタンパク質が原因らしい。市販の痒み止めもあまり効かない。

このアブ、色・模様と一見ハチのように見えるが、ハエの仲間だそうだ。
毒針を持つハチに見せかけて我が身を守るための一種の擬態だと考えられているとか。
因みに、ハエ・アブとハチの決定的な違いは、羽の数。ハエ・アブは2枚(2枚は退化)、ハチは4枚ある。
ウシアブ、複眼の緑色が特徴。


ところで、蚊は注射針のような管を人肌に刺して血を吸うが、アブの場合は、まず皮膚を切り裂くようにして出血させ、その血を吸う。
刺された瞬間、チクットするのは、切り裂かれた時に感じる痛みと言うわけだ。

室内に飛び込んできた吸血種のアブを捕らえたついでに口先部分を観察。
口先真ん中の僅かに見えるとがった部分で肌を切り裂く
下の黒っぽい部分は、折りたたみ式になっていてなめる時に使う。(シロフアブ、複眼の銅色が特徴)


憎き吸血アブ、刺されないためには、長袖・長ズボンで肌の露出部分をなるべく減らすのが一番。
コメント (3)
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