熟年男の歳時記

趣味のバイク、料理、DIYや旅行記を中心に日々の暮らしと感じた事など気ままに綴って行きます。

北海道バイク旅行記(8)

2013-07-22 09:31:20 | ツーリング・バイク全般
昨日は、別海町を発って摩周湖と屈斜路湖の周囲を走り、美幌峠で折り返して一昨日訪れた釧路湿原に向かった。

朝方、霧が掛かっていて湖の眺めは期待できないかと半ば諦め気味だったが、摩周湖に近づくにつれ次第に霧が取れてきた。
しかしながら、霧の摩周湖と言われるだけあって第一展望台からの眺めはご覧の通り、正しく霧の摩周湖である。


ところが、更に高度を上げていくと霧が取れ、青空が広がり視界が開けてきた。


第三展望台に到着。くっきりとまでは行かないものの摩周湖全体を見渡すことができた。


摩周湖と道路を挟んで反対側には、遠く硫黄山も姿を現した。


摩周湖の展望を楽しんだ後は屈斜路湖に向かった。
屈斜路湖に大きく突き出た半島、和琴半島に到着。自然探勝路や温泉がある。


次に美幌峠に向かった。この日、一番楽しみにしていた走行ルート。
高度を上げると視界が開け、眼下に屈斜路湖を望むことができた。


青空の下、雄大な景色を眺めながら快適走行。日曜だが朝の為か通行量は少ない。


美幌峠の駐車場にある展望台からは屈斜路湖全体を見渡すことができた。


美幌峠を後に、一昨日時間切れで十分回ることができなかった釧路湿原に向かった。
まず訪れたのはコッタロ湿原展望台。
釧路湿原最深部にあって、原始の風景と呼ばれる光景を望める場所とのこと。展望台に行くには急な階段を上がる。幹線道から逸れている為、訪れる観光客は比較的少なく、お勧めの場所。


次に温根内ビジターセンターを訪れた。


木道が整備されているが、残念ながら花は殆ど目にすることはできなかった。




次にこの日最後の訪問場所、釧路湿原展望台に到着。


周囲には一周2.5キロほどの遊歩道が整備されていて、丁度中間点にあるサテライト展望台からは釧路湿原を望むことができる。


この日、計画していたポイント全てを訪れた後は士幌町に向かった。


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北海道バイク旅行記(7)

2013-07-21 15:35:48 | ツーリング・バイク全般
新潟からフェリーで小樽に着いて早一週間。
旅も終盤に近づいてきた昨日は、摩周湖近くのオートキャンプ場を起点に納沙布岬~霧多布岬~釧路湿原と周ってきた。

出発して2時間ほどで日本の最東端、納沙布岬に到着。
生憎、空はどんよりしていて見晴らしがきかなかったが、それでも肉眼で歯舞群島・貝殻島を望むことができた。


望郷の岬公園にある北方領土返還記念シンボル像「四島のかけ橋」
大きなシンボル像でひときわ目立つ。


北方領土に関する歴史や自然を学ぶことができる北方館と望郷の家。
隣接していて中は通じている。


2階展示室に設置されている双眼鏡を覗くと、ロシアが歯舞群島・貝殻島に設置しているレーダー施設などが鮮明に見える。
納沙布岬から僅かしか離れていない日本の島々(貝殻島は3.7kmと一番近い)が、戦後70年近く経った今もロシアに不法占拠されていることを実感させられる光景である。

納沙布岬灯台
1872年に北海道で最初に点灯した灯台で1930年に現在の姿になったとのこと。


この辺りは昆布漁が盛んなようで、あちらこちらで昆布干しの作業が行われていた。


納沙布岬を後に次に訪れた先は、日本で3番目の広さを誇る霧多布湿原。
まずは霧多布湿原センターに立ち寄り資料を入手。


3階展望室からは霧多布湿原を見渡すことができる。


センターが建つ丘の下には、ヤチボオウズ木道と呼ばれる一周500mほどの遊歩道が整備されている。この時期、咲いている花は少なかった。
霧多布湿原にはヤチボウズ木道の他3箇所に木道が設置されている。

霧多布湿原センターの次に向かった先は霧多布岬。
駐車場から霧多布岬までは灯台を経由して徒歩5,6分。

左右の岩壁には沢山のエゾカンゾウが咲いていた。




岬に行く途中にある湯沸岬灯台。赤色が目を引く。


霧多布岬の看板のある撮影ポイントに到着


撮影ポイントから更に先に進むと、霧多布岬の突端に出る。到達できるのはここまで。


岩場の一つには沢山のウミウが羽を休めていた。


霧多布岬を後に釧路湿原に向かったが時間が遅くなったため、取りあえず細岡展望台を訪れた。
蛇行する釧路川と遠くに雄阿寒岳・雌阿寒岳の連なりが見渡せる絶景ポイントらしいが、生憎、逆光と山には靄が掛かり蛇行する釧路川は確認できたものの、絶景と呼べるような光景にはお目にかかれなかった。


釧路湿原を流れる釧路川をカヌーで下る、さぞかし気分の良いことだろう。


この日の走行距離は390キロ、今回のツーリングで一番の長距離だった。

話はそれるが、昨日、釧路湿原の近くで前方の車がエゾシカをはねてしまった。
それほど大きなシカではなかったが、それでもバイクなら転倒、大怪我をしかねない。

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北海道バイク旅行記(6)

2013-07-20 16:12:52 | ツーリング・バイク全般
北海道滞在6日目となる昨日は、網走から知床半島を横断し野付半島に至るルート。

宿泊場所、網走市郊外の高台にあるオートキャンプ場から眺めるご来光と右には知床連山のシルエット。朝3時50分頃撮影。関東より一時間ほど早い。


この日最初に立ち寄った先は小清水原生花園。
そろそろ原生花園の草花も見飽きて来た頃だが、知床に向かう道路沿いにあるうえ、ここは道内の原生花園では有名な場所、外すわけにはいかない。


ここも既に花のピークは過ぎていて、ハマナスを中心にエゾスカシユリやエゾキスゲなど限られた花しか見ることが出来なかった。


原生花園の裏手はオホーツク海


原生花園辺りから眺める斜里岳(1545m)


知床半島に沿って海沿いを暫く進むと最初の観光ポイント、オシンコシン滝がある。日本100名瀑の一つで落差60m


宇登呂にある知床世界遺産センターに立ち寄った。知床の成り立ちやヒグマの生態を中心に解説してある。


知床横断道路の手前から知床五湖方面に進むと進行方向に知床連山が現れる。


車道を横断中のエゾシカ。車との衝突事故が多発しているそうだ。
スピードは控えめに


知床五湖の駐車場からは、高架木道で第1湖まで往復した。5湖全てを回るにはガイドツアーに参加するしかない。
終点の湖畔展望台からの眺め。硫黄山1562m以外は雲で山頂を拝むことは出来なかった。


知床五湖の後は、知床横断道路で羅臼に抜け最後の訪問地、野付半島に向かった。
バイク乗りにとって、知床横断道路は北海道に来たら一度は走ってみたい人気道路のひとつ。
羅臼岳を眺めながらの走行は実に快適だった。


2時過ぎ野付半島ネイチャーセンターに到着。
トドワラまではセンターから1.2kmの距離を歩くことになる。
遊歩道沿いは原生花園になっていてハマナスなど原生植物が咲いていた。


トドワラの見られる場所に到着。
トドマツの木が海水におかされ、風化したものだが、25年ほど前初めて訪れた時に比べると枯木の本数はかなり減っているように感じた。
枯木だから腐朽が進むのは避けようがない。将来横たわったトドワラしか見られなくなるかもしれない。






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北海道バイク旅行記(5)

2013-07-19 07:11:34 | ツーリング・バイク全般
昨日は稚内から網走まで350キロと長丁場だった。
稚内市内を発つ前に野寒布岬を訪れたが、海はガスが掛かっていて利尻・礼文を望むことは出来なかった。


岬広場の近くには日本で2番目の高さを誇る稚内灯台がある。
稚内灯台の起源は1900年と古く、今の灯台は移設・改修されたもの。


次に訪れた場所は、日本最北端にある宗谷岬。
到着時刻は午前10時頃だったが、気温は14度、強風が吹いていたので体感温度は10度くらいだったと思う。流石最北端、この時期にしては寒すぎる。

宗谷岬の先端、北緯45度31分22秒の“日本最北端の地”を標す記念碑。
北極星の一稜をモチーフに、中央には北を示す「N」、台座の円形は「平和と協調」を表しているとか。


傍らに間宮林蔵の像があった。
江戸幕府の命を受け北方探索に向かう際、樺太(今のサハリン島)が島であることを確認、出発点がこの近くであったことから記念碑が設置されたとのこと。


宗谷岬を後に、オホーツク海を眺めながらオホーツク国道で網走方面を目指す。
途中、オホーツク海沿いにあるオムサロ原生花園に立ち寄った。


遊歩道を歩くとハマナスをはじめ美しい草花が咲いていた。






原生花園の向こうには延々と続く砂浜に真っ青のオホーツク海が見渡せる。


稚内から走ること約300キロ、漸くサロマ湖までやって来た。
琵琶湖、霞ヶ浦に次いで日本では3番目、北海道では一番大きな湖。海水と淡水が混ざり合う汽水湖としては日本一の広さだそうだ。


キムアネップ岬には一周1kmほどの遊歩道があり、植物を観察できる。この日はエゾスカシユリなど5,6種類の花を見ることができた。


網走に向かう途中、たまたま通った裏道でのひとコマ。




稚内を発って無事宿泊場所に到着、既に5時を過ぎていた。
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北海道バイク旅行記(4)

2013-07-18 08:27:30 | ツーリング・バイク全般
昨日は富良野での滞在を終え、一路稚内を目指すことにした。
稚内~宗谷方面は遠いため過去一度も訪れずたことは無く今回が初めて。

旭川経由日本海側に出た後、稚内まで海沿いの天売国道(オロロンライン)をひたすら北上。
ついついアクセルを開きたくなるような直線道が延々と続く。


途中、所々にウインドファームが設置されている。


印象的なのがこのオトンルイ風力発電所。
高さ99mの風車が28基、3km以上の長さにわたって並んでいる光景は圧巻。
この辺りからサロベツ原野が広がる。


北緯45度のモニュメント。


利尻山は雲に覆われ、その姿を目にすることはできなかった。


オロロンラインから脇道にそれ幌延ビジターセンターに立ち寄った。
サロベツ原野の自然を紹介する施設で長沼・小沼・パンケ沼へと続く約3kmの木道が設置されている。


パンケ沼までは遠いので長沼周辺だけ散策するも、花の時期は終わっていた。


沼に咲くネムロコウホネ。


道路を挟んでセンターの向かいには高さ25mの展望台がある。
この展望台に上るとかろうじてパンケ沼を望むことができた。(写真では良く分からないが。)


次に訪れたのはサロベツ湿原センター。
先に訪れた幌延ビジターセンターより新しく、展示物も豊富。


一周1kmの木道が整備されている。こちらも残念ながら花は終わり。
朝咲いて夕方閉じる1日花として知られるエゾカンゾウが申し訳無さそうに一輪だけ咲いていた。


因みに、ここサロベツ湿原でも乾燥化の進行とササの繁茂が問題になっているとのことだった。

ベニマシコ。初めてお目にかかる野鳥。


サロベツ湿原センターを後にこの日の宿泊地、稚内に向かった。
稚内が近づくにつれ気温はみるみる低下、夏用ジャケットでは寒くてインナーを着込んだ。北海道も北に行くにつれ更に気候が厳しくなることを実感した。

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