読書・水彩画

明け暮れる読書と水彩画の日々

このごろの畑の様子

2014年09月30日 | 畑の作物

◇ 大根のおろぬき
  1週間近く旅行で留守になるので、畑の作物にはたっぷりと水を遣ってから出かけた。
  初期の予報では台風が来るということで、風で折角伸びかかった大根が倒れてしまわないように
  土寄せをして出かけた。幸いコースが外れたので被害はなく大根部分が焼き鳥の竹串程度にな
  っていたので、とりあえず2本仕立てでおろ抜き抜きを行った。おろ抜いた大根の葉はジャガイモ
  と豆腐と一緒に今朝のみそ汁の具になった。

    

 小松菜
   小松菜もすじ蒔きにしたのでかなり立て込んでいるものの元気に成長していた。
  ところどころ生育が悪いところは2度蒔きをしたのでそこには双葉が育っていた。
  

    


 キャベツとブロッコリー
    防虫ネットを張ったキャベツとブロッコリーはさすがに虫も付かなく大きく育っていた。
    ネットが足りなくて裸でいる1本は少し虫に食われて、かつ生育度合いが悪かった。

       


◇ 落花生
 
  6月30日に土寄せを行って以来放っておいた落花生は、旅行から帰ったら隣家の畑の落花生
 (わが家の落花生を差し上げたもの)がカラスの被害に遭っていたので、急遽ネットを掛けた。
 昨年もおおきな被害を受けたので早めに対応した。今月末くらいには収穫できるはず。

      

   (以上この項終わり)

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御嶽山の噴火

2014年09月29日 | その他

◇ 天災は忘れたころに
  火山の噴火は天災のひとつだろう。旅行中に信州と飛騨にまたがる日本百名山のひとつ
 御嶽山が噴火したとのニュースを知った。
  「天災は忘れたころにやってくる」は、物理学者寺田虎彦の至言として知られている。
  東日本大震災も御嶽山噴火も、忘れたころにしてはまだ記憶に残る震災や噴火を経験して
 いる。その記憶を忘れないように記録や語り伝えで記憶資産として残し、二度と悲惨な被害
 を被らないようにと努力しているのであるが、人間の常として記憶は薄れる。御嶽山にしても
 1979年に噴火を経験して、旧火山よりも活火山として注意していなければならなかったはず
 であるのに、やはり山に登りたい人は「まさか自分が登るときに噴火など起こるはずはない」
 と根拠のない確信の下に行動している。
  新潟県の小出に住む舎弟はたまたまやはり休火山に属する「焼山」の山頂で御嶽山の噴
 火の報に接した。この焼山も1974年に噴火し、その後も数回噴火を繰り返し登山禁止の山
 となっている。だからその噴火が焼山であっても決して不思議ではない自然現象であるだけ
 に、一種慄然としたようである。
  「火山にしてみれば、これもほんの一瞬の身じろぎであるに違いない。人はその前になすす
 べもないのか」(9月29日付日本経済新聞『春秋』)
  人はこうした自然現象の前には全くなすすべもないのである。人智を越えた自然の営み・・・
 地震も噴火も学問として長く多くの学者が研究を重ねてきているはずであるが、予知に関し
 ては何とももどかしい話しか聞けない。学問は知見の積み重ね、つまり長期にわたる多くの
 データから予見をするはずであるが、その知見が何万年というスパンで推し量るということ
 になると「いまは分かりません」ということになるのだろうか。
  どこかの誰かが散歩に出て、足元を行く蟻の一匹を踏みつけてしまった。蟻にとっては災難。
 交通事故みたいなものだが、これを人間に置き換えても同じことで、所詮災難とは条理も何も
 ないところで遭遇する一瞬の出来事で諦めるしかない。
  それにしても御嶽山の噴火で命を落とされた人にはお気の毒としか言いようがない。その人
 たちの命を救うために救助に向かう人たちは、二重遭難の危険を冒しながらも仕事として危地
 に赴く。この危難は予見が効く危険であるが、もし事故にあったら災難ではない。仕事上の事
 故ということである。人智の及ぶことであるので諦めがつかないのである。
  活火山・休火山・死火山という分類は今はしないそうである。過去1万年以内に噴火した山は
 すべて「活」火山だそうだ。1979年に噴火した御嶽山はれっきとした活火山だった。だからと言
 ってみんな噴火を恐れて山に登るのを避けるかというと、登るのである。それを止める権限は
 多分誰にもない。自動車事故が多いからと家に閉じこもるわけにはいかないのと同じ理屈であ
 る。
  予知できない自然災害に遭遇する確率は低いが「災難は思わぬときに現れる」と思った方が
 いい。そしてその時は諦めるしかない。人智を越えた現象だから。

 (以上この項終わり)

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今畑では

2014年09月19日 | 畑の作物

落花生
 このように大いに葉を茂らせています。この下では子房柄が土の中に潜って房を
 付け始めています。

  

大根
 例年の種蒔きの時期を守って11日に蒔きました。成長は順調です。

  

小松菜
 大根に合わせて種蒔きしました。いつ蒔いてもよい万能葉物野菜です。

  

◇キャベツ・ブロッコリー
 13日に定植したキャベツとブロッコリー。いつも害虫に悩まされるので防虫ネット
 を掛けました。  

  

    

                  (以上この項終わり)
 

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今野敏の新シリーズ『廉恥』(警視庁強行犯係・樋口顕)

2014年09月09日 | 読書

◇『廉恥』(警視庁強行犯係・樋口顕) 
                       著者:今野 敏 2014.4 幻冬舎 刊

    

  「自分は警察官に向いていないのかもしれない」時々こんな反省をしている警察官が
 刑事のエリート部署警視庁捜査第一課強行犯第三係長をやっている。
  今野敏の新シリーズ「警視庁強行犯係・樋口顕」の主人公樋口顕がそれだ。妻と大学
 2年の娘・照美がいる。
  妻の恵子は夫の不規則な勤務にやけに理解があるので、もしかすると元警察官かも
 しれない(まだ確認がとれていない)。

  小心者で、争いごとが嫌い。常に一歩引いているようなところがあるので、沈着冷静
 と評価される。立身出世など望んでいない。大過なく過ごして、管理官辺りまで勤めあ
 げられれば御の字と思っている。競争よりも協調を主に考えるのでなぜかみんなに頼
 られていつの間にか係長になった。早く管理官になれなどと上司に言われたりしてい
 る。だますよりだまされた方がいい。裏切るくらいならむしろ裏切られた方がいいと考
 える方だ。

  世田谷署管内でキャバクラ嬢が殺された。世田谷署にストーカー被害の相談をしてい
 たことが判明。すわストーカー殺人事件かと浮き足立つ。そのうちに被害者の南田麻里
 は渋谷署にもストーカー被害を訴えており、かつて痴漢被害を訴えて裁判を抱えている
 ことも判明した。
  しかしこれらストーカー被害を訴えられていた当事者はいずれもアリバイなどが裏付け
 られて犯人像がぼやけていく一方に。

  ストーカー殺人となればマスコミ等世間の追及が厳しくなること必至と警察庁は捜査本
 部に小泉蘭子という若い刑事指導官を送り込んできた。小泉は女性の視点で犯人像を
 描き、樋口は彼女の適切な助言に何度も助けられ、次第に犯人に迫っていく。
  一方本筋とは関係がないが、日頃会話もほとんだない娘が警察の捜査対象となって
 いることを知らされて慌てふためく場面が出てくる。娘の照美のパソコンが遠隔操作ノウ
 ィルスによって脅迫メールが送られている疑いでパソコンの提出を求められた。照美は
 人権の侵害などと言って協力を拒んでいる。照美が協力しなければ強制捜査となるか
 もしれない。そうしたら自分は処分の対象になるのではないか。小心者の樋口は思い
 悩む。
  
  ま、あまり緊迫した場面も、複雑な展開もないが、小心者と自任する警部補と警視庁の
 女性エリートが今後どんなふうに協力し合って事件に当たっていくのか楽しみだ。

                                           (以上この項終わり)

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秋告花・銀木犀開花報告

2014年09月06日 | その他

◇ 一足早く銀木犀咲く
  今朝雨戸を開けた途端、懐かしい木犀の香りが漂ってきた。
  この時期銀木犀の香りに初めて接し、秋の訪れを知る。
  一昨日は最後の声を振り絞っているかのようなミンミンゼミの声を聞いた。
  昨日は「栄養とからだの健康増進調査」で近隣センターの体育館で3時間も汗を流す暑さに往生した。
  そんな初秋とも思われないことどもも、一足早く花開き、上品な香りで秋の到来を知らせる銀木犀によって
  気持ちは早くも「秋の日のヴィオロンのためいきのひたぶるに・・・」に。
  明日から足早に秋は駆けよるか。

  

       

                                                     (以上この項終わり)

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