◇ 年の暮れ ご挨拶
この一年間、つたないブログにお付き合いいただきありがとうございました。家庭菜園の様子と
趣味の水彩画、それに手当たり次第の読書感想など、とりとめのない内容でしたが、材料がない
と1週間近くブランクが空いてしまうことがありました。今日は何があるかなと開いても昨日と同
じ内容だとがっかりします。そんなブログにならないように努力します。
今年から家庭菜園が無くなりました。貸主のIさんが代替わりし、息子さんが土地を売ってアパ
ートにしました。30年も耕してきた愛着のある畑が、何の変哲もないアパートに変わった姿を見
ると悲しくなります。畑のジャガイモを「バッチイ…」と言いながらこわごわ掘っていた一番年上
の孫R君が今度高校受験です。世の中はこんな風に変わっていくのですね。老兵は黙って去るのみ
です。
苦々しい結果に終わりましたが、今年の衆院選はこれまでになく話題の多い選挙でした。どんな
大統領になるのか興味深々だったトランプ氏は予想通りの奇人でした。4年の任期を待たずに辞め
させるには弾劾という手があります。政権内で反乱を起こし(副大統領と過半数の閣僚が大統領不
適格を宣言する)崩壊するという手があるそうですが実現はむつかしいでしょう。北朝鮮にはこの
一年ずいぶん振り回されました。トランプ大統領は大口は叩いたものの結局金正恩の思惑通り核の
脅しに負け核保有国と認めてて直接対話に向かうでしょう。そうそう日韓蚊帳の外で米中で北朝鮮
の始末を密約したとか。このようにいつも大国同士で物事を決めるのです。
大災害、旱魃、大量殺人やテロル。次々と悲惨な出来事が起こりました、愁眉は開かないまま年
を越すことになるのでしょうか。
今の政治家は理念も信念も乏しく、望ましい国家デザインも描くことなく、ただただいかに当選
するかに心を砕く姿にいらだちと失望を覚えます。少子高齢化がもたらす社会保障や医療保障制度
の破綻という問題の議論を避け、教育の無償化とか憲法改正とか見当違いの問題で国民の目くらま
しを策す、そんな人しか育てなかったのはやはり昭和生まれの責任でしょうか。
年寄りは何を言っても愚痴になってしまうものの、幼稚園・保育園や小学校低学年の子供らに会
うと心が安らぎ自然と笑顔になります。これからの日本を背負っていく若い諸君が健やかに育って
いく環境を整えるのはわれら年寄りの責務です。子供の声がうるさいから保育園反対などとけち臭
いことを言っていないで、みんな仲良くしていきましょう。
どうぞよいお年をお迎えください。
(以上この項終わり)