◇ 白いアイリス
薄い黄色(ネイプルスイエロー)のモッコウバラが咲きだして、その前に咲く白いアイリスとの色の
対比が美しく、絵にしたいと思った。ただ白い花弁は描きにくい。背景のモッコウバラの葉群の緑を
利用して白い花弁を浮き上がらせる戦法である。
花弁も陽が当たっていないところは幾分影が出来て白い花弁も形がとれる。
モッコウバラの方は主役ではないので極力あっさりとした扱いになる。
花の命は短い。アイリスも例外ではなく、4・5日で萎れてしまう。急ぎ描き上げた。
やがてジャーマンアイリスが咲き始める。
CLESTER F8
(以上この項終わり)
◇ 昔ながらの桃太郎トマト
行きつけのホームセンターが二つある。
庭の畑にはホームセンターA。借りている畑のトマトはホームセンターBから。
最近はブランドミニトマトが多く、値段が高い。昔ながらの大玉の桃太郎は接ぎ木が多く
値段も250円くらいする。実生の苗は69円。試しに両方作ったこともあるが大きくなれば
ほとんど変わらない。
庭にはミニトマトを3本、桃太郎を6本植えた。その隣にはきゅうり9本。
今はしっかり根を張るまで毎日水を遣る。
庭の畑
借りている畑のとまと。左の精霊流しのようなのは風除けの袋をかぶせた姿。
これから全部にかぶせます。
(以上この項終わり)
◇ 自生のクリスマスローズ
庭の雑草をとっていた妻がポーチの脇にクリスマスローズの赤ちゃんを発見した。
これまでも銀木犀の下に生えた実生のクリスマスローズを見つけ、雑草と間違って
取ったり踏みつけたりしないように目印の棒を立てたりしていたが、親から2m以上
も離れたところに生えた赤ちゃんは珍しい。しかも写真に見える葉の1枚の大きさは
4ミリ程度。まだ保育器で育てなければと思うほどいたいけな姿であるが、大きな鉢
に一人前に座って、この先どう育つか楽しみ。
(以上この項終わり)
◇『女たちの審判』 著者:紺野仲右ヱ門 2015.2日本経済新聞出版社 刊
第6回日本経済新聞小説大賞受賞作である。
著者紺野仲右ヱ門は紺野信吾・真美子の共著筆名。
登場人物の多くが拘置所で働く人たち・刑務官である点で異色の小説である。
拘置所とか刑務所というところは我々一般人にはその実情がなかなかうかがい知れない
世界である。その点刑務官経験者が描く生々しい日常や処刑の実態には興味津々とい
う面がある。
ストーリーはといえば、梶山智樹という一人の死刑囚と土橋という同い年の刑務官との
間に交流が生まれる。土橋刑務官は所内派閥の陰湿ないじめに遭っていて、一目娘に
会いたいという梶山死刑囚脱獄の手助けをする。しかし実行段階途中で企みは発覚し
土橋は罪を負って拘置所を去る。
死刑囚はやがて処刑される。、名乗ることもなかった産みの母親百合原蛍子は極刑判決
を下した裁判官羽田とその家族に報復の想いを固める。
それから十数年の時が経つ。やや唐突で違和感が残るが、山形の地で関係者が顔を合
わせる講演会が開かれる。その場には、梶山の子を産みながら従姉の刑務官に子を
委ねたまま行方をくらませた母里由紀子、今は某刑務所長となっている従姉の刑務官母
里直、すでに退官した元裁判官羽田とその妻、今はその裁判官の養子となっている死刑
囚の子帆乃香とその娘などが集まる。
百合原は講演会の場で元裁判官の偽善と二面性を糾弾するのだが、この講演会の設定
がやご都合主義というか造りすぎという感がしないでもない。
大団円ともいうべき場面はやや出来過ぎではあるがほっとさせるものがある。
(以上この項終わり)
◇ じゃがいも・絹サヤ
この時期は我が畑にはあまり作物は植わっていない。
3月13日に植えたジャガイモの種からはしっかりと芽が出たので、第1回目の土寄せをした。
(写真は土寄せ前)
このところ雨続きでなかなか畑に出る気が起きなかったが漸く晴れて鍬を握った。
トマトを植える畝には先々週に苦土石灰を撒いて耕した。次は今週末あたりに元肥えを施す
ことになる。そして連休の初めにトマトの苗を買ってきて植える。
トマトの畝の一隅に絹さやを蒔いたが、暖かくなって急に勢いが出て来た。もうすぐに花が咲く。
庭につくった小さな畝には絹さやが大きく育った。こちらはすでに白花が咲いた。
◇ 庭の花々
今や遅しと待ち構えるスズラン 我が物顔ではびこる花ニラ
とりどりの色のフリージア 黄色のフリージアとクリスマスローズ
モッコウバラとアイリス 白花えびね蘭
(以上この項終わり)