◇激動の年を予感させることども
本年も日頃本ブログページをご覧いただきありがとうございました。今年は能登地震による甚大
な被害を初め、ウクライナ、パレスチナ自治区での戦争の激化など悲惨な出来事が続きました。
今年は私事おいても年央に思わぬ出来事があって生活のリズムが大いに乱れました。本ブログの
更新もままならぬ事態となり大いに慌てました。幸いなことにことは大事に至らずこれまでの生活
リズムを取り戻しつつあり、やれやれと安堵しております。
さて大きく世界に目を巡らせば、来年も不確実性の高まる年ではないかと懸念しております。一
つは大国アメリカの新大統領が唱える対移民政策は国民分断の端的な表れであり、今やイギリス、
ドイツ、フランスなど欧州各国においても移民を巡って国内で分断化現象が起き政権を揺るがす極
右勢力が勢力を増しているなど不安定あ進んでいます。地球をめぐる自然現象が明らかに温暖化を
示しているにもかかわらず、これまたアメリカの新大統領の科学的根拠薄弱な主張のせいで折角合
意を見た地球温暖化抑止への世界的枠組みも足踏みを続けている。こうした世界で必要とされる寛
容と協調が失われることが大いなる懸念要因であります。
ひるがえって国 内に目を転ずれば少数与党の政局運営は次の参院選挙で更なる混迷が予想され、
一方野党側も政策提案能力が試される局面が増え、政権担当能力を探る国民の目にられされるでし
ょう。少子化対策、経済対策、財政健全化対策、老朽化したインフラ更新対策、弱体化した国民知
力、国際的挑戦力向上対策等々どれから手を付けたらいいのか分からないほど課題が山積しており、
政権が安定しない限り右往左往する局面頻出は避けられでしょう。
で、来年は世の中押しなべて混迷の年と覚悟する次第であります。新しい年に託す夢の種も少な
ものの、「正月 は冥土の旅の一里塚」の一休禅師の心境で新年を迎えましょう。
アメリカのトランプ2についてとアメリカの分断の行方については本ブログをご参照ください。