読書・水彩画

明け暮れる読書と水彩画の日々

晩秋の水彩画

2009年11月29日 | 水彩画
秋の果物を描く

  前々回は秋の果物を描いた。今回も柿・キイウイ・みかん・ぶどう(キイウイは秋
 でなくともある。)
 後ろのボトルはワインで、ちょうど日本でのボジョレ・ヌーボー発売日であったが、
 これはただのワイン。この後の飲み会で持ち込み料を払わずそっと飲んだ。
 教室の光源がばらついているのでこれは想定のハイライトである。
 奇をてらってグラスに投げ入れたブドウ。
 ブドウは1個ずつ色合いが違う。みかんもよく見ると色合いが違う。それぞれ枝に
 よって太陽の当たり方や栄養の行き渡り方が違うので当然と言えば当然のこと。
 それをしっかり見極めないといけない。

  


豪華なアレンジメントフラワー

  
先々週はいくつかの観葉植物や見たこともない実をつけた花、かすみ草を
 アレンジした花束を描いた。かすみ草の白をどう表現するか各人が工夫する。
 白抜きは難しい。ろうそくのような水をはじくものであらかじめ塗って、画用紙
 の白を生かすか。マスキング液を塗って後で剥がすか。いろんな手法がある。
 この絵は水をはじく「DERMATOGRAPH」をあらかじめ塗って、画用紙の白を
 生かした。
  さて、はたして草花が勢 いよく外にあふれ出しているさまが表現できている
 だろうか。

  

   (以上この項終わり)
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菜園近況

2009年11月25日 | 畑の作物

さやえんどうを蒔く

   来年春の収穫を目指して「きぬさや」を蒔いた。いつも霜対策が十分でなく、2~
3本ダメにしてしまう。ホームセンターなどではポットで芽を出したものを売っている
が、吾輩は畑へ直播き。歩留まりと間引きを考えて、4粒づつ蒔く。

 中間地(関東など)は11月なかころまで播種可となっているが、発芽適温は20℃
となている。最近はなかなか20度は越えない。果たして発芽するか。

      


いま畑では

  いま畑で育っている作物と言えば、「大根」、「キャベツ」、「小松菜」、「ブロッコ
 リー」と「ホーレン草」。
 ・大根は太いものは1本で2.5キロもあった。
 ・キャベツは球を巻きはじめたが、見事に虫喰い。無農薬の証明だ。
 ・小松菜はここまで大きくなると茎がやや硬くなる。後は来年芯が伸びてくるのを
  待つ。この芯がおいしいのだ。  
 ・ホーレン草は二度目に蒔いた分がやや育ちがよくない。寒くなったからだ。

     

       

 (以上この項終わり)

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ゴッホの「夜のカフェテラス」

2009年11月18日 | その他

◇名画電報夜のカフェテラス」
 
  三人の子供たちからお祝い電報が。ありきたりのものではなくて・・・と工夫を凝らして、NTTの
 新しい電報サービス「名画電報」を選択したようだ。(愛社精神も加味?)
  「・・・これからも私たちのお手本でいてくださいね。」
  この頃になって、やっと肩の荷が下りた気分になりかかっているのに、これ以上緊張を強いる
 ようなことを言わないで欲しいが・・・。

  いずれにしてもこのNTT(東・西)の名画電報は台紙が特殊セラミックの陶板製のゴッホの
 「夜のカフェテラス」のみ。(昨年9月に登場。その前はやはりゴッホの「ひまわり」)しかしこの
 絵は我輩のお気に入りの絵の一つで、大いに気に入って早速サイドボードに飾っている。

  ゴッホ1888年の作品であるが、それほど丁寧に描いているとも思えないのに、黄色と青
 を基調にした絵でこれほど雰囲気を出している絵画はほかには見ない。
  1点だけ赤い衣装の人物が置かれ画面を引き締めている。道を行く人物は5人。ある一瞬を
 切り取ったら偶然5人になったのか、意図的に配置したら5人になったのか。ユトリロの風景画
 にも大抵5人ほどの人物が描かれている。丁度いい安定感が得られるからだろうか。

              
                                     NTT名画電報の「夜のカフェテラス」

              
         
               
             モデルとなったカフェは現存している。南フランス・アルルの
             「カフェ ヴァン ゴッホ」(Wekipedlia)

              
  (以上この項終わり)

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東武野田線運河の「新川」

2009年11月15日 | 料理

新川」は昔割烹今フランス料理

  予ねて知人から「なかなかいいわよ」と紹介されていたが、なかなか行く機会が
 なかった。私の話を聞いた家人が友達グループと行って、「なかなかよかった」と
 言っていた「新川」。
  この度2人の娘の家族(長女の家族は広島に転勤になったので不参)と総勢8人
 での昼食会。

  場所は東武野田線運河駅から徒歩で7~8分ほどの土手上にある。
 目の前を運河が流れている(ように見えるが流れと言っていいのかどうか)。
 桜時には見事な景色になる。

     

  ご存じのように昔は東北のコメなどの物産は,主として船で房総沖を回って江戸
 に届けられていた。ところが房総沖は海が荒く、船荷が海の藻屑と化すことがま
 まあったので、利根川を遡上り関宿で江戸川に入り江戸に物資を運ぶルートも
 盛んに使われた。そのうち、わざわざ関宿まで行かずとも、途中で運河を作って
 江戸川をつなげば、相当な時間と船賃が節約できる。というわけで掘られたの
 が「利根運河」。外国(オランダ)から土木技師を呼んで、明治21年に着工、た
 った2年で開通させた。事業は成功し、人も物もこの運河を使って江戸へと向か
 った。当然要所には船宿や料亭などが出来て繁盛する。

  「新川」は大正末期の創業か、築90年の旧い和風建物をそのまま使っている。
  昔ながらの割烹旅館が和食専門の「割烹新川」。一方フランス料理の店は
  「ブラッスリー(Brasserie)しんかわ」。 

           

  
  門をはいると左手に入口があって、入ろうとしたら「洋食の店は裏側」と言わ
 れた。和風建築のガラス戸をあけると広い式台があって、昔小学校で用務員の
 おじさんが授業開始の合図に使っていたような「カランカラン」の鐘で案内を請う
 とスタッフのお兄さんが出てきて階上に案内された。10畳くらいの和室が4室並
 んでいて、それぞれ畳の上に立派な卓子と椅子が6客分並んでいる。 
    予約時に「幼児同伴ですが」で、もしかして断られるかと思ったがOKだった。
 子供用の椅子が3脚もあって、隣の部屋からは子供の声もした。

      



  角部屋の多分一番大きい部屋で、アール・ヌーヴォー調のランプなどあって、大正
 ロマンを思わせる。(廊下のすだれは、やんごとなき場所の御簾調!)

     


苦手なフランス料理

   実はフランス料理は苦手。大きな器で脅かしておいてちょこんと本体が乗って
  いる。ちまちまとしてきれいに飾ってあるが、能書きほどのおいしさがよく分から
  ない。

    
     まずはオードブル。 この二つから選択です。

   次はスープ。マイタケのポタージュでしたが、つい撮るのを忘れました。
   
     

    メインディッシュの魚料理と肉料理。これはうまかった。魚は「さわら」。肉は「○○豚」。

     

   試しにとったフォアグラ(ハンガリー産)。味はちょっと…。  肉料理の選択になっていた鴨肉。

     

    最後はデザート。「叙勲おめでとうございます。これシェフからのサービス
   です。」と特別にチョコレートでメッセージが入ったデザートが出て来た。
   (左が普通のデザート。これも後で来るのかと思ったが来なかった。)

    今回のフランス料理のフルコースは、量も味も(薄味に慣れた吾輩には
    少々味が濃い感じがしたが…)まずまずであった。(白ワインはなかなかで
    あったが、さすがに生ビールは出してくれなかった。)

   二階への階段わきに早くもクリスマスツリーが飾ってあった。

    

      明治23年(1890)に通水した利根運河(8.5キロ)は、これまで関宿周りで
  東京ー銚子18時間を5時間短縮させ、大いに賑わったわけであるが、明治
  27年の総武線、29年の常磐線、31年の成田線など鉄道の開通で急速に
  優位性を失っていった。また明治43年の洪水、昭和16年の洪水で運河機
  能が失われ、利根運河㈱は破たんし国有化される羽目に。
   その後首都圏の都市用水需要の増大に対処する利根川の利水計画によ
  って再び利根運河が見直され、再生が図られた(昭和43年)。

   平成19年には日本の近代化遺産として認定された。
  
   食事を終え、外に出たら雨も上がっていた。
   桜の巨木の下を、かつて賑わった「利根運河」の船の群れや船宿などを想
  像しながら帰路に着いた。

            
                  「新川」から流山街道の橋を望む         土堤の桜並木

   
(以上この項終わり)

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柏市文化祭に水彩画を出品

2009年11月08日 | 水彩画

柏アミュゼの絵画展

 偶然柏市文化祭の絵画部門の公募要綱を見つけ、締切間際に申し込みをした。
 開場は「市民ギャラリー」、「公民館ギャラリー」、「柏アミュゼ」の3か所で、順に
 足の便が悪い。希望は市民ギャラリーだったが抽選か、団体出品優先で個人は
 粗略に扱われる感じで「柏アミュゼ」に。期間は11月2日から5日まで。
  団体・グループ出品の皆さんの作品はセンスも優れ、技量も相当高度で感心し
 ました。
  私の作品は10号。初めてこのような大判の絵を描きました。大きい絵にも描き
 慣れていないとこんなとき応募できません。

  作品は一昨年パリのモンマルトルでちょっとスケッチし、写真に撮ってきた
 「モンマルトルの小公園」。ちょっと軽い感じになってしまいました。

     

   

   <グループ出品者の作品の一部>
     

   

   (以上この項終わり)
   

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