読書・水彩画

明け暮れる読書と水彩画の日々

新型コロナ感染者急拡大のさ中、なぜ奥羽越列藩同盟の地に

2020年11月24日 | 国内旅行

金婚記念に奥羽会津の温泉地へ
 このところ東京を初め大都市地域中心に新型コロナ感染者の急拡大が報じられている。
菅内閣が経済効果を狙って躍起になっていたGo toキャンペーンも今後見直しされる事態
になった。
 こんな時期に旅行するとは。さてはGo to支援狙いかと勘繰られることは覚悟上。子供
らも内心苦々しく思いながらも「重々気を付けて」と送り出したのは、なぜかと言えば
結婚後50年経って、金婚の記念旅行でこれが最後のハワイ旅行をと、フリープランのツ
アーまで決めていたのにまさかのコロナ騒ぎ。やむなく国内旅行に切り替え8月時点で
旅館の予約を入れた次第。狙いはコロナ感染も幾分希薄な奥羽・会津地方で、目玉はか
ねて行きたかった羽州銀山温泉。流れとして仙台の奥座敷作並温泉、宮沢賢治のふるさ
と花巻温泉。下って会津の東山温泉。鬼怒川温泉という温泉旅行になった。気が付けば
奥羽越列藩同盟の地を駆け回る仕儀と相成った次第。
 旅館などはGo toの条件もあってコロナ対策は万全で、体温測定機器の多様さも知った。
送迎バスなども消毒が徹底していた。3密回避のために基本部屋食でビュッフェ式は1回の
み。大浴場もできるだけ避けようと露天風呂付を狙った。


 
<作並温泉>
 古くから仙台の奥座敷として知られている。広瀬川上流の河辺にある
「鷹泉閣岩松旅館」は最も旧い歴史をもつ。88段の階段を下りて広瀬川
を目の当たりにする露天風呂が特徴。

 
 作並駅
 
 岩松旅館
   
 部屋付きの半露天風呂
 
 露天風呂からの景色
 
 紅葉はすでに終わりかけていて

<銀山温泉へ>
 仙山線で銀山温泉へ向かう。途中の羽州千歳駅で奥羽本線に乗り換え、
大石田駅で下車。車窓からは雪を頂いた月山、鳥海山の山並みを遠望する。
大石田から路線バスで銀山温泉へおよそ40分。
 
 月山
 
  朝日連峰
 
  大石田駅
   
 銀山温泉に入る

旅館街入口

古山閣 左手川べりに「和楽足湯」

古勢起屋別館  銀山川に架かる橋は9つある。

 奥の望楼のある宿は「能登屋」

 はいからさん通りの店・カリーパン

白銀の滝

これも眼鏡橋?(滝見コース)

銀山荘の部屋は寝湯浴槽付きでTVが付いていて酒を飲みながら
TV・紅葉鑑賞。

<花巻温泉へ>
 再び大石田駅から奥羽本線新庄駅経由奥羽東線で宮城県古川へ。

 
  しゃれた駅舎に驚く。三角棟にはからくり時計。
 
  文化交流施設のロビー
 
  最上川
 
  最上川
 20年ほど前に仕事がらみで一度訪れたことがある花巻温泉。
台川沿いの宿だった記憶がある。
 今度は佳松園。
 
  佳松園玄関
 
  佳松園玄関奥には全身大の検温機器。 
 
  紅葉も終わりに近い
 
  庭は早くも冬の準備。
 
  朝の散策は台川に架かる吊り橋から
  

 
  熊除けの鐘は随所にある。
 
  宮沢賢治も通った釜淵の滝。 
 
 小山の上にある宮沢賢治記念館へ
 
  市街地展望台へ

 <東山温泉へ>
 この温泉も近くの芦ノ牧温泉共々名前は耳にしていながらなかなか
訪れる機会がなかった。
 ここも会津若松の奥座敷。宿泊の御宿東鳳は東山の中腹でしかも20
建ての高層ホテル。市街地を見下ろすロケーションである。居室は18
階で眺望に優れ夜景がきれいだった。

 
 会津若松駅 白虎隊像
 
  昼間の光景
 
  会津若松市街地の夜景

 <大内宿へ>
 
  1輌だけの会津鉄道快速リレー128号
 

 

 
  とにかくに賑やか。宮沢賢治童話村のイメージ?
 
 銀河鉄道999には程遠いが、線路は続くよ何処までも
 
  日本の原風景の一つ 鎮守の杜と神社・鳥居 
 
  茅葺きの湯野上温泉駅 時計塔がしゃれている
 
  日光から会津若松への街道宿場町再現 修学旅行生多し。
 
  宿場本陣跡
 
  昔の郵便局跡 昔の郵便箱
 
  有名な「ねぎそば」を食べた。
 
 
  湯野上温泉駅から「マウントEX6号」乗客は3名。
 
  五十里湖
 
<鬼怒川温泉>
 交通の便が良いのでよく足を運ぶ温泉であるが、今回は経路の都合で
最後の宿泊地となった。宿は鬼怒川金谷ホテル。普段はなかなか泊まる
気が起きないが、金婚記念旅行を理由に張り込んだ次第。
 
  紅葉はピークを過ぎた感じだが。
 
  那須岳方面を望む。
 
  川下りの発着場所が下に見える。
     
      半露天風呂

  世の中新型コロナでピリピリしているさ中、金婚にかこつけて
 の長旅は、感染急拡大に「気持ちがやや緩んできているのでは」
 などと思っていた手前、内心忸怩たるものがあったが、幸い帰宅
 後4日を過ぎて異状もなく、やれやれである。
  これにて一件落着、祝着に存ずると一声あるか。
                 (以上この項終わり)

 

 
 




 

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能登半島の観光名所を巡って

2019年10月12日 | 国内旅行

◇ 初秋の能登半島を巡る
   
  
かねてから願っていた新潟県村上市の瀬波温泉から望む日本海の夕陽。ようやく実現しました。

<村上市・瀬波温泉>
 
村上市 瀬波温泉から臨む日本海

 
村上市 瀬波温泉から 日本海の夕陽(17:25)

<氷見市・輪島市>
 その足で能登半島一周の旅。(珠洲までは足を伸ばさなかったのでやや中途半端)
先ずは氷見の九殿浜温泉の宿で宿泊。豪華な夕食に満足。立山連峰は雲に紛れて見えなかったものの、雲間の朝日を垣間見ました。
次いで輪島温泉へ。総湯は気持ちの良い湯でした。

 
氷見市・九殿浜の宿から日の出(あいにく雲あり)              輪島温泉・総湯
  
輪島温泉・総湯                                                                    道の駅・輪島ふらっと訪夢


道の駅・輪島ふらっと訪夢

<輪島の朝市>
そして輪島の朝市。すでに11時を回っていて大半の露天は店をたたんでいました。

 
既に11時で生もの店はほとんどなし(撤収後か)         乾物の店

  
輪島朝市 建物は旧銀行?        輪島塗中心の店

<輪島市・千枚田>
能登半島の観光スポットの目玉の一つ白米千枚田。実際小さな棚田が1000枚以上あるそうです。
 
 白米(しらよね)千枚田


 
 ヤセの断崖から

 

 
猪の鼻                          巌門・遊覧船乗り場
 
巌門への道                         巌門

 
巌門

<千里浜なぎさドライブウェイ>
 全長8キロという砂浜ドライブウェイを走りました。平日と会ってかは知っている車も少なく、浜風の中の疾走を満喫。

 
 千里浜(ちりはま)なぎさドライブウェイ 全長8000m

この車、スバル・インプレッサ・スポーツワゴン1.5L(四駆)時速100キロでおよそ2.6キロ走りました。



 
金沢城への紺屋坂                         石川橋

 
金沢城・河北門(金沢城の事実上の正門)                       金沢城・河北門から菱櫓

 
金沢城・河北門内部の結構                   金沢城・橋爪門続門
 
金沢城・石川門(重文)                   霞ケ池 徽軫灯(ことじ)灯篭
 

兼六園・唐崎松                       兼六園・瓢池

 
ひがし茶屋街                        ひがし茶屋街

ひがし茶屋街
                                               (以上この項終わり)

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早春の伊香保と榛名湖へ

2019年03月15日 | 国内旅行

春は名のみの…風の寒さ
 3年ぶりに伊香保温泉へ。首都圏から割と簡単に行けて良質の源泉かけ流しの湯を楽し
 める温泉です。
 今回は早春の榛名湖の様子を見ようと張り切って出かけたのはいいが…。上野駅で「人
身事故があって高崎線は運転取り止め」との放送が流れて大慌て。グリーン車でのんびり
食事や読書を楽しんでいこうと思っていたのに。急遽1本だけ40分遅れで運転するという
特急「草津1号」に飛び乗って何とか渋川にたどり着きました。(特急だけ運転できると
いう仕掛けはどうなっているのか。不思議である)

 宿泊した宿「森秋旅館」は野口雨情が定宿にしていたという由緒ある旅館で、今や9軒
だけという、源泉から引いた「黄金の湯」をかけ流しできるという老舗。
 草津のような白濁の湯ともまた違った泉質を堪能しました。

   
  昔は「森田館」と言った「森秋旅館」
  
  
  谷川岳など信越の雪山々や遠く南アルプスの山並みなどがくっきりと見えました。

  

  
  
  石段のわきにはこんな横丁も
     
  前回は行けなかった源泉、河鹿橋まで足を伸ばしました。
  
榛名山・榛名湖>   
  翌日は榛名湖へ。流石に標高1091mの地、春は名のみの冷たい風が吹いていました。
  冬は氷結した湖面に穴を掘ってワカサギ釣りをするのが売り物の榛名湖。最近は地球
 温暖化のせいかワカサギ釣りができるほど氷が厚くならないとか。

      お店は数軒空いていましたが、お客さんはおらず、女性の3人連れがバスを待ってい
  ただけ。
   わずか25分の距離を920円というバス代がやけに高く感じました。(群馬バス)

  

  
  標高1381mの榛名山(別名榛名富士)。奥にある白い部分は氷った湖面です。

  

  
  なかなかしゃれた街路灯です。
  榛名湖は典型的な火口湖です。昔は日光戦場ヶ原のように湿原だったと
 思われますが、今はすっかり干上がってこのように蘆の平原です。

  
  

  
  道端にはフクジュソウが。

                 (以上この項終わり)
  

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網走港から流氷を追って(附:網走監獄博物館)

2019年02月28日 | 国内旅行

網走から砕氷船「おーろら号」で

   ロシアのアムール川から流れ出した河水は、冬場にオホーツク海を流氷と
  して漂って南下し、
北緯44度の網走沖にまでたどり着きます。
 
 今年の
網走港への流氷の着岸は2月2日でした。その後流氷は出たり入ったり。
  我々のグループは2月22日(金)第4便の14:00出発を予定していましたが、
 流氷に追いつけないと出航しても意味がないので最後までハラハラし通しで
 した。

   
  網走港。漁船はこの時期船泊りに留まったままなのでしょうか。 
  

  
  砕氷船「おーろら号」
 

    

     

  
 
 港のランドマーク「帽子岩」

  
  まだ流氷は見られません。

  
  船内には流氷の見本が展示されています。

    
    
   

     

     


  
  これは我々を歓迎か監視しているオジロワシです。


  厚みに欠け豪快な砕氷音などは聞けませんでしたが、何とか流氷らし
  い状況を見ることができました。

  

  この船は「おーろらⅡ号」15:30の第5便です。乗客はほとんど
  中国人です。  


「網走監獄博物館」
  

   
網走駅から10分ほどバスに乗って、網走湖に近い「網走監獄博物館」を
  見学しました。
   明治政府は明治14年監獄規則を改正し、厖大な政治犯を含む囚人を北
  海道開拓事業に使役する狙いもあって徒刑・流刑・懲役(12年以上)の
  受刑者を収容する収治監を北海道各地に設けました。
   樺戸(月形町)・空知(三笠市)・釧路(標茶町)・網走(分監:網
  走市)の5監獄です(のちに樺戸以外はすべて分監となる)。

  ここ網走監獄博物館には旧網走刑務所、二見ケ岡刑務支所から移築され
 た
重要文化財・登録有形文化財などが配置されています。
  現役の網走刑務所は網走川沿いの別の場所にあります。

  北海道はこれらの監獄を2018年11月1日北海道遺産に登録しました。


     
    
 博物館入口

   
    
 正門

   
     
博物館入館受付

   
     面会者待合室

   
    
収容者が煉瓦を焼き積み上げた煉瓦塀

   
    
旧刑務所庁舎

   
   
舎房(放射状に5棟ある。最大700名まで収容できた。
   (1912~1984まで稼働)



   
   
独房の一つ 入口


   
   
   
   
   
    
硝舎(登録有形文化財)

  
 
    旧二見ケ岡刑務支所

   
    
検食室

   
    
囚人の食事例(上段左は正月用)

   
    
食事場

   
    
作業場(草鞋づくり)

   
    
休泊所(道路づくりなどのための作業宿舎)

   
    枕は一本丸太。起床合図は丸太をたたけばよい。

   
    
釧路地裁網走支部 法廷復元棟(全国6番目に古い造り)

   
    
合議法廷(シャンデリアは法曹の象徴・天秤をイメージ)

   
   
単独法廷  
   
    
構内唯一のレストラン「監獄食堂」

   
  
 右上に「監獄職A」、「監獄職B」
      同行のK氏は果敢にも監獄食Bに挑戦したが、メインのホッケは冷たく
   てぱさぱさしていたとのこと。 

   
   
網走駅  (縦書きなのは受刑者が出所後真っ当に生きてほしいと
         の思い
が込められているのだそうです)

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結氷した摩周湖と丹頂鶴の舞いと

2019年02月27日 | 国内旅行

釧路市「丹頂鶴自然公園」から「摩周湖」へ

 
      北海道には何度も行っているが冬場の訪問は初めて。何しろ今年は氷点下33度とか
  いう寒さを記録した北海道、どんな防寒対策をしていけばよいか迷ったが、幸い割と
       気
温が高い日が続き内地とさほど変わらない寒さで助かった。
   朝一番の電車に乗って羽田空港へ。7:45の航空機で9:20に釧路空港に着いた。
  早い。
   今日の1番目の観光は丹頂鶴。
   TXIで15分ほどの釧路市丹頂鶴自然公園へ。(一般入場料470円)
   飼育中の丹頂鶴は11羽+1(幼鳥) 


  
  時間が早いせいか客は少ない。観光バスが着くとドッと混む。
  ほとんどが中国人。
  

  
  鶴はつがいで飼育する。絶対浮気はしないとか。

  
  幼鳥の1羽。勝手の外へ出て散歩中。親よりも大きくなってそろそろ
  自立の時期とか。(誕生後4ヶ月)
  

  
  頭頂の赤い部分は血管で怒ると赤い部分が広がるという。  
     
  
  
  昼食に訪れた「釧路和商市場」(駅から5分)
  

  
  よく知られた「勝手丼」を食べました。
  
  釧路駅から根釧原野を網走へ(釧網線)。  

  途中何度も釧路川に出会います。
  

  
  摩周湖に向かうために「摩周駅」に途中下車。しゃれた駅舎です。
  50年前に来たときは弟子屈駅でした。
  
  
  駅舎の隣に無料の足湯があります。でもなんか寒そう。
  
  バスで20分ほどで摩周湖に。ほぼ全面結氷でした。
  結氷した摩周湖は初めてです
  
  
  第一展望台からの摩周湖
  

  

  

  

  
  冬季に活躍する除雪車。頼もしい姿です。
  
  夕刻に近くなり、そろそろ霧氷の林越しに日が沈みます。
  

  
  摩周駅のアイヌこけし

  
  これから清里駅に向かいます。

  
  今夜宿泊する「ロッジ 風景画
」。
  命名の由来はというと2回の食堂ロビーから眺める斜里岳の風景
  (下の風景)がまるで絵のようなので付けたとのこと。
  
  斜里岳(1547m)日本百名山の一つ。
  
  お隣に見えるのは海別岳
  
  左奥に遠音別岳、羅臼岳、硫黄岳、知床岳がうっすらと見える。  

  
  
  
  植えて15年そこそこの白樺の木。防風用。
  
  これはキタキツネの足跡です。

  
  これは私の足跡
  
  除雪車の轍(わだち)です.
  
  ごくシンプルな清里町駅の駅舎。もちろん無人。  

  

  
  知床斜里へ向かう列車
  
  知床斜里駅。知床方面へ行く人はここで降ります。
  
  オホーツク海に沿って走る釧網線は廃線の危機にあり、沿線の地域
  では存続に向けていろいろな形で頑張っています。
  
  頑張っている気持ちが痛いほど分かります。  

  
  奥に見えるのがはぐれ流氷です。
  
  只今外気温は6度でした。
  
  海岸線に立つアイヌ像
                     (以上この項終わり)

  

 

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