読書・水彩画

明け暮れる読書と水彩画の日々

晩秋の水彩画2

2009年12月25日 | 水彩画
増尾城址公園近くの林
  水彩画教室では久しく風景画を描く機会がなかったので、時折の散歩道となっ
 ている増尾城址公園近くの林を描いた。
  いきなり水性ボールペンで描いた。消しゴムを使うことができないので勢い慎重
 になる。余り慎重になると筆の勢いがなくなって「絵が死んでしまう」などと言う人
 がいるが、ここぞという主軸の対象は「えい、やっ!」と描くから心配いらない。

  落葉樹はほとんど葉を散らし、残っている葉も僅か。12時ころなので太陽光が斜
 めから差し込み常緑樹の葉をキラキラさせている。これを表現できたら最高なのだ
 が・・・。これだけ対象から遠く離れると、塗り残しで光を表すのは容易ではない。
 大いなる課題。

   
       WATSON205 WE-1601 SM(15.5×22.0cm)

   何とか絵に風(動き)をもたらそうと、太い平筆を水に浸し、思い切って斜めに
   さっと刷いた。これで太陽光を少し感じてもらえれば。

     

   

   (以上この項終わり)
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クリスマスイブのイブ

2009年12月24日 | その他

天皇誕生日のクリスマスイブ・イブ
  今年も三女の家族(3人家族だ!!)からお招きを受けてケーキやワインなど持って
 おおたかの森に出かけた。ついでに畑のブロッコリーや小松菜、お隣から頂いた
 ラデッシュや辛み大根まで。
  
  まずは玄関に巨大なクリスマスリースがあってびっくり。お人形を変えればハロー
 ウィンやお正月用にも使えるそうだ。ドイツ製だとか。
   
     

  それに引きかえ我が家のクリスマスリースはそちこちにパラパラと散在配置。

     

   

   
   おおたかの森のツリーはなかなか豪勢なもの。

  
   

   それに引きかえ我が家のツリーなどはちんまりと控えめ。でも天使のクィンテット
   (遠くフランスから来た)は引けを取らないぞ。

   

   プレゼントで貰った「マジックツリー」。
   なにがマジックかというと、魔法の水の中に植えた木が、12時間であ~ら不
  思議。見事枝が開き、葉が茂る。

     

  定番ローストチキン
    三女の旦那は料理がお得意。チキンは生憎七面鳥が手に入らず地鶏。
   ドイツ仕込みの手順で4日前からじっくりと仕込んだ鳥のお腹だけでなく、なん
   と皮と肉の間にむりやり香草を押し込むらしい。ローズマリー・ニンニク
   ・レモン・バターの香りがしっかりと浸み込んでいて旨かった。

    テーブルには色とりどりの料理が並んで、ビールもワインも弾んだ。ちょうど
   よく漬かった手製の「白菜漬け」をもっていったので「それも食べようよ」と言っ
   たら、「超ミスマッチ!」と娘に怒られた。

    

    
     (食べるときはマーマレードを付けるらしい)

     

 ◇イルミネーション
   帰ってきたら我が家のイルミネーションが迎えてくれた。今年もLEDランプを
  200球追加した。さらに省エネのためタイマーを奮発した。夕方4時半から11時
  半が点灯時間。

    

  

  (以上この項終わり)

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最近読んだ本

2009年12月20日 | 読書

時代ものとサスペンスそしてドキュメント

  兼好法師はつれづれなるままにものを書いたが、最近とみにつれづれではない
 ものの寸暇を見つけて活字を追う。難しい本は頭が痛くなったり、遅々として頁
 が進まなくなったりするので、勢いエンターテーメント性の高いものを選ぶことになる。

  まず諸田玲子の「狐狸の恋(お鳥見女房)」時代物を書かせたら藤沢周
 平や池波正太郎に比肩するというくらい評価が高い。平成16年10月から小説新
 潮に連載していた作品で、一話づつ独立しているが主人公は幕府鷹匠に連な
 「お鳥見」役の女房。息子やその嫁、嫁いだ娘と娘婿、独り者の次男坊、夫と舅
 等々登場人物が多く、それぞれ何らかの事件を持ちこむので退屈しない。
 とにかく女性目線と感覚で実にうまく書けている。
 (2006年8月新潮社刊)

  「小説経済産業省」大下英治著(2006年9月徳間書店刊)
  経済産業省所管の主要な出来事とこれをめぐる経済産業省の幹部と異色官
 (の卵)を紹介している書き下ろしドキュメントノベル。面識のある人も何人かい
 るが、多面的な取材があってか意外な一面を知り認識を改めることになった。
 
   



  次いでThomas H. Cookの「石のささやき(原題:THE CLOUD OF
    UNKNOWING)」

  村松潔訳
  
この作家は「夜の記憶」である種の感銘を受けたが、今回の作品も統合失調症
 で死んだ父を持つ姉(弟は姉が殺したのではとの疑いも持っている。)と弟が主人
 公で、姉は驚異的な記憶力を誇りながら、父親の狂気の遺伝子を受け継いで
 いるのではという不安を抱えながら生きている(弟も時に自分もそうではないか
 と思ったりする。)。
  弟は、自閉症の息子を夫が死に追いやったとの思いに囚われ次第に狂気の世
 界に嵌まり込んでゆく姉の姿に父の最期を重ねて見る。人間や人生の重苦しい
 現実を淡々としかし鋭く衝いて書く希有な作家である。
 (2007年9月文春文庫)

  「ハートウッド(原題:HEART WOOD)」James Lee Burke著
  絶世の美女と見てくれは良く金持ちだが人間的にはどうしようもない傲岸不遜な
 その夫。その実業家とつるんで弱い者いじめに走る保安官とその取り巻き。昔そ
 の絶世の美女と一時愛し合ったが別れて都会で弁護士となって郷里に帰ってき
 た男。結末は勧善懲悪である。よくあるパターンであるが舞台がテキサス州南部。
 すでに奴隷解放から100年は経とうかというご時世にあって、なおこれほどまでに
 身にしみついた人種差別が根強いか驚く。黒人とヒスパニックに対して同じ人間
 とは見ていないのだ。同じ白人でも名のある富裕層と貧困層との間にも乗り越え
 がたい深い溝があり、両者とも運命的なものと受け止めているところが封建時
 代の日本を思わせる。アメリカ南部が舞台の小説は押し並べてこのパターンで、
 いつも驚かされる。

  

  「殺したのは私(原題:WE’LL MEET AGAIN )」 Mary Higgins Clark 著
   深町真理子/安原和見訳(2002年10月新潮文庫)
  「本当に私が殺したのだろうか…」圧倒的に不利な状況証拠の下で、夫殺しの
 罪に問われながら、肝心の殺人の瞬間の記憶がなくなる。たぐいまれな美貌の
 主人公を罪に陥れたのは…。意外な結末と犯人に読者唖然。

  佐々木譲著「夜にその名を呼べば」2008年5月早川書房刊)
  東西冷戦時代に「ココム規制」という対共産圏輸出規制システムがあった。軍事
 目的使用が可能な工作機械を巧妙な迂回作戦で東ベルリンに輸出した某機械
 商社。タイミングが悪く国家的問題になりかねない事態に、会社首脳部はダミー
 会社に派遣してしていた担当社員の抹殺を企てる。一人は目的を達するが、今
 一人は身の危険を察知し東ベルリンへ脱出する。妊娠中で日本に残っていた彼
 の妻は、執拗悪質な刑事などからの威迫に耐えきれず自殺する。
  それから10年。男は復讐に立ち上がる。暗殺実行者は次々に殺されるが、意
 外な真実が明かされる。
  「エトロフ発緊急電」にはロマンがあったが、この作品では終段になって意外性
 が強すぎてやや不満。

   

  (以上この項終わり)

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白菜漬け

2009年12月19日 | 料理

冬は白菜漬けの季節
  今年「ぬか漬け」を復活させたので、漬け物というとぬか漬けだけで十分で、そ
 の間に「大根のなた切り漬け」などが偶に入るので白菜漬けなど入る余地がなく
 なる。そもそも白菜漬けは面倒でつい億劫になるが、「やはり冬は白菜漬けだ」
 と無性に食べたくなって八百屋から大きな白菜を買ってきた。食品スーパーでも
 2玉一束で290円などと売っているが、八百屋のは350円と少々高いが一玉が計
 ったら5.2Kgもあった。インターネットのレシピなどでは1玉2Kgなどと書いてあるが
 その2倍の大きさがある。

<手順>
 (1)買ってきた今頃の白菜は外側の葉っぱの上は茶色に枯れている。根っこに
        近い部分は土などで汚れ、傷がついたりしているので剥いて捨てる。

    
 
 (2)水で洗う人もいるが吾輩は洗わない。どうせ食べる時には洗うし、本体をあ
    まり傷付けたくないから。
 (3)漬ける白菜の重さ(今回は5.2kg)の 3%の塩(今回は少し多めに200g)、
    だし昆布1~2枚、鷹の爪3~4個、ゆずの皮1個分をあらかじめ用意する。

    
    
 (4)白菜の根の部分から半分くらいまで(十文字に)包丁の切り込みを入れる。
   切り込みから一気に裂いて4つの株を作る。
 (5)漬け樽の底に塩を半握り撒く。その上に白菜の株を置いて昆布や鷹の爪
   ゆずの皮などを散らす。白菜の切り口にはしっかりと塩をすりこむのがコツ。
   吾輩は根に近い厚い部分の漬かりにくいところには葉っぱと葉っぱの間ま
   で塩を擦り込む。(手間がかかるわけだ。)

    

 (6)2個の株を並べたら、塩を振りかけ、同じ手順で次の株を漬ける。
 (7)漬ける白菜の重さのおよそ2倍の重しを載せるというが、水が上がらないとい
   けないので、心配性の吾輩は6kgの重しを3個も載せた。

    

 (8)1番置くと水が上がる。そしたら重しは半分にする。重いままにしておくと
   しんなりしすぎる。

    

 (9)昨日4時ころに漬けたら朝9時にはしっかり水が上がっていたので、まだ十
   分塩が熟(な)れていないが来客があったのでお出しした。
   茨城県産の黄芯白菜なので見た目がきれいで甘みがあって好評。
   昆布も薄い塩味で細かく切って食べるとうまい。
 
    

  (この項終わり)

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芽を出した「きぬさやえんどう豆」

2009年12月17日 | 畑の作物

見事発芽の絹さや
  3週間前に播いて、発芽が危ぶまれた「きぬさやえんどう豆」は、見事に発芽、
 誠に「お芽出たい」。畝には霜のあとが残っている。

     

その他の作物
  冬を迎えると作物の生育も緩慢になる。
  それでも確実に大きくなっているのは孫とおんなじだ。
  ブロッコリー、(子株)は食べ頃、ホーレン草も今少しで食べ頃。 
  キャベツはしばらくお預けである。

      

  

  (この項終わり)

 

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