水彩画教室では久しく風景画を描く機会がなかったので、時折の散歩道となっ
ている増尾城址公園近くの林を描いた。
いきなり水性ボールペンで描いた。消しゴムを使うことができないので勢い慎重
になる。余り慎重になると筆の勢いがなくなって「絵が死んでしまう」などと言う人
がいるが、ここぞという主軸の対象は「えい、やっ!」と描くから心配いらない。
落葉樹はほとんど葉を散らし、残っている葉も僅か。12時ころなので太陽光が斜
めから差し込み常緑樹の葉をキラキラさせている。これを表現できたら最高なのだ
が・・・。これだけ対象から遠く離れると、塗り残しで光を表すのは容易ではない。
大いなる課題。
WATSON205 WE-1601 SM(15.5×22.0cm)
何とか絵に風(動き)をもたらそうと、太い平筆を水に浸し、思い切って斜めに
さっと刷いた。これで太陽光を少し感じてもらえれば。
(以上この項終わり)