◇季節の静物
水彩画教室では寒い季節になると戸外の写生はお休みです。
勢い室内で静物を描くか、著名な画家の作品を勉強する(臨画)こと
になります。
今回は選択で、何人かの画家のいくつかの作品からヒントを得て、自
由に描いてみようという趣向でした。
私は時節柄「渡邊武雄」画伯の「鮭」を描きました。わが水彩画教室
の先生のご同輩とのことです。
食欲をそそるサーモンピンクを出すのに苦労しました。背景は普段あ
まり使わない暗い色を使いましたが、皿の白さは強調できました。
[クリックすると大きい画面になります]
前回は果物の写生でした。素材となった果物は抽選でみんなで分けま
した。
当たった「ざくろ(カリフォルニア産)」は、食べる前に甲州道中を歩いていて
手に入れた「かりん」と一緒に描きました。後ろのウィスキーボトル(シーバスリー
ガル12年もの)の質感がなかなか出せなくて悔しい思いをしています。
◇今年最後の写生
先月ある晴れた日に手賀沼を半周歩いたときの作品「手賀沼フィッシング
センター」です。前にも一度同じシーンを描いたことがありますが、構図とし
ては画面左に依然あった一本の柳の木がなくなっていたため、締りがな
くなりました。
白い雲も「にじみ」が妙な具合になって残念でした。
◇ペン画の臨画
わが水彩画教室では初めて「ペン画」をやりました。出先などで手早く描
くにはもってこいの技法と言いますが、やり直しがきかないし、輪郭線が
どぎつくなって私自身はあまり使いたくありません。この習作はお手本の
ペンの使い方と特徴を捉えることが主眼でしたが、案の定不得手さが如
実に現れました。