くじびき はずれ の 見た世界

シニア初級者というのに世間知らず。
少年のようなつぶらな瞳?
そろそろ大人の記事を書きたい毎日です。

お国のやりはることはわからん。 2(エコキュート補助金制度)

2010年06月13日 12時33分40秒 | ひとりごと

水廻り(キッチン・洗面・浴室・トイレ)のリフォームで施主様がオール電化を選択された。

エネルギー源の電気もガスもどちらも一長一短の部分があり、エコキュート(電気ヒートポンプ給湯システム)・エコウィル(家庭用ガス発電給湯暖房システム)・エコジョーズ(潜熱回収型ガス給湯暖房熱源機)のほか、住宅用太陽光発電システムなど全て施主様のご意向と、ご利用のパターンによりアドバイスをさせていただいて施工しています。

給湯システムも話題のエコキュートを採用されることとなった。

国の施策に
 平成22年度版-エコキュート導入補助金制度 
と言うものがあり
家庭用でエコキュートを設置しようとする場合、申請により4万円程度の補助が受けられるというものです。

四期に分けられていて、第一期は平成22年4月19日(月) ~ 平成22年6月4日(金)に事前に申し込みをして受理されたものに施工の指示があり、完了後の書類により補助金が降りて来る制度です。

工事請負契約を済ませ、すぐに申し込み書類を施主様に渡して投函してもらい、書類到着後4営業日後にはネット確認できるということで待つこと1週間~10日。

「申し込み書類が確認できません」と言う表示になると施主様からご連絡を頂き、ご一緒に一般社団法人日本エレクトロヒートセンターに電話連絡をとりました。

「第一期募集は5月20日で締め切りました。」冷たい返事のみ。
コチラの申請は21日に到着していたそうだ。
21日以降に到着したものには何の連絡も無いのです。
それどころか締め切り前に到着していても、記入に不備があったりしたものなどでも申請者が問い合わせない限り、センターからの不受理の連絡などは一切ありえないそうなのです。

親方日の丸』と言う言い回しがありましたが、「補助金をくれてやるのに不備があったり遅い者に何の連絡をしたらなあかんねん」的態度。
ええんですやろか?

もちろんすぐに家庭用第2期募集(平成22年6月7日 ~ 平成22年7月23日)に申請をしなおしました。
「6月5日~6日の休業日内に到着したものも7日の受付になりますよ」
電話に出てくれた担当者だけは親切に教えてくれました。

お国のやりはることは よう わからん。


お国のやりはることはわからん。 1(住宅)

2010年06月13日 11時07分48秒 | ひとりごと

このところの仕事で続けて2件のリビングの増築をさせていただいた。

せっかくリフォームするのだから今注目されているエコを考慮して
断熱性を重視した工事をさせていただこうと
◆床・壁・天井の断熱材を層の厚いものにする。
◆窓サッシュに真空断熱二重ガラスの製品を採用する。
ご提案をしてさしあげた。

一般的なリフォームと比べると少々高くはなるものの、今後永年のエコを考えてと断熱性だけではなく防音性にも高性能だということを施主様に理解を頂き、快く御了承いただいた。
ここまでは普通によくある話である。

今年の国(国土交通省・経済産業省・環境省)の施策で
 平成22年1月1日~平成22年12月31日に着手したもので
 平成22年1月28日以降に工事が完了したもの という条件の下
   A. 窓の断熱改修
   B. 外壁、屋根・天井又は床の断熱改修
   及びAまたはBの改修工事と一体的に行うバリアフリー改修工事
には、申請をするとエコポイントが付与されることが3月の末に決まった。

期間の条件的には2件とも合致しているので申請の手続きを始めた。

近畿地方の大半は地域区分Ⅳで
 ◆二重構造のガラス入り建具で、ガラス中央部の熱貫流率が4.00以下
  であるもの
(ガラス単板入り建具の二重構造であるもの) 
 ◆一重構造のガラス入り建具で、ガラス中央部の熱貫流率が4.00以下
  であるもの
 (ガラス単板2枚使用(中間空気層12ミリメートル以上のもの)
   
又は複層ガラス(空気層6ミリメートルのもの)入り建具であるもの)
が使用例となっている。

ところが一部地域だけ地域区分Ⅲのところがあった。
 奈良県で言えば
  
宇陀市(旧住所:宇陀郡室生村)、吉野郡野迫川村、
  吉野郡東吉野村、
五條市(旧住所:吉野郡大塔村)、
  生駒郡平群町、生駒市奈良市(旧住所:山辺郡都祁村) 

そんなん 変やん!!
2件の施主様はどちらもそのⅢ地域。
   建具が木製又はプラスチック製であり、ガラス中央部の熱貫流率
   
が2.91以下であるもの
という条件が付加されるほどの寒冷度の高いめっちゃ寒い地域に指定されていた。

同じ奈良県でも他の地域ではエコポイントが付与される施工をさせていただいたのに、この場合は付かないということなのである。
近畿地方全体を見てももっと寒い地域は沢山有るのに
なんで? 誰が決めたん? 何が基準なん?

お国のやりはることはわからん。