くじびき はずれ の 見た世界

シニア初級者というのに世間知らず。
少年のようなつぶらな瞳?
そろそろ大人の記事を書きたい毎日です。

歩行者 エリの本

2010年06月29日 22時17分35秒 | ひとりごと
映画好きの友人から「最初のうちは何が何やわからんかったけど、結局良かった。」と聞いていたが、ホンマその通りだった。

一冊の本を30年、西へ西へ運ぶ旅人。
映画=ザ・ウォーカー(THE BOOK OF ELI)=を観た。

英語ってネイティブにとっては同じ言葉でもいろんな意味合いを持つようだ。

Go West
JR西日本がその昔、山陽新幹線のキャンペーンに使っていたっけ?

単純に「西へ行け(行こう)」という意味もあれば「ゲイ」に繋がるスラング(隠語、略語、俗語)でもあったり、太陽が西に沈むことから「なくなる=死ぬ」という意味などもあるそうだ。

30年前に空が光り天空に穴が開き、紫外線が溢れるように降り注いだ世界は全てを失って、地下などに居てそれを免れた数少ない生存者が残った。

ある生き残りの一人の男が「この本が戦いを呼んだかも知れない」1冊の本を持って、ただひたすら西を目指す。

西遊記も経典を求めてとにかく西へ向かう物語で、様々な妖怪変化が現れて行く手を阻む。

妖怪ではないにしても力ずくで行く手を阻む者が居る。

よく映画を観る人にはつまらないかも知れないけれど、サスペンスアクションモノをあまり好んでは見ない僕には、面白かったと思うし、人の生き方について天運について考えさせられることもあった。

先日の『FLOWERS-フラワーズ-』よりずっと良かったと思った。

鼻先がツンと上向いた ソラーラ(ミラ・クニス)も、第2のアンジェリーナ・ジョリーと言われるだけの女優だと思った。
  

誰? そっちかい!?  って突っ込んでるの。