くじびき はずれ の 見た世界

シニア初級者というのに世間知らず。
少年のようなつぶらな瞳?
そろそろ大人の記事を書きたい毎日です。

悠久の美

2019年11月07日 23時35分35秒 | 奈良学

いつもの通りのフツー(普通)の日のはずだったのが、なんと偶然にも
午前中に奈良国立博物館で開催中の『正倉院展』の招待券を頂きました。

第1回の正倉院展は、戦後間もない1946年に開催され、それから70年
余、正倉院展の累計入場者数は1000万人を超えたという事。

毎年土日などでは2時間以上の入場待ちなどと報道され、見には行きたい
けれど足が止まることも多く、地元に住みながら2回だったか3回?かな?
なかなか行けなくていました。

10月26日からやっていて、1週間後の14日には終わってしまうと
よく考えてみて、比較的人足が少なくなる15時頃に転がり込もうと目論み
急遽行って来ました。



今回は「令和天皇御即位記念」と少し内容も違うと聞いていてワクワク。

オータムレイト料金と言うのがあって16時半以降入場限定で料金が
安くなるチケットと言う。
既に販売が始まっていたので、そのチケットで入ってくる人がなだれ
込んできただら大変だと15時にして正解。 平日という事もあり
全く並ばずに入場。  観客も多かったけれど、肝心の展示は押し合う
ことも無く順序良くまわれました。

その「令和天皇御即位記念」で東京でも「特別展『正倉院の世界』」が
開催されていて、目玉のものはみんな東京へ行ってしまっていて詰まら
ない展示かも?と思っていたところも腰が上がらなかった理由なんだけど
金銀平文琴[きんぎんひょうもんきん]】や【鳥毛立女屏風】などを
筆頭に素晴らしい物も見れました。

もちろん写真なんかは禁止ですから画像はありません。


博物館の庭は少し秋が進んでいて、ポチポチと紅葉が。




完璧に着崩れた外国人観光客女子が鹿にあしらわれている風景も。


そうそう! 興福寺の中金堂も再建以来初めて見ることになりました
オータムレイト料金での入場者にかち合うことも無くゆっくり見て来れ
ました。


興福寺南円堂や猿沢の池の向こうに沈む夕日は、これまた風情があり
ました。