毎年言っているとは思いますが13日にお迎えしたご先祖の御霊は15日にお見送りして16日は現世人の
お盆と言い、生きている人間の休日と言う考え方があります。
京都では今日16日が五山の送り火としてお見送りの日となっています。
ウチは昨日まで仕事をしていたこともあり、今日に身内が訪れて来てみんなでお教を読み上げました。
甲子園の全国高校野球選手権大会をテレビで見ていると、かなりの雨に選手も応援の観客もずぶ濡れ
状態で悲惨な映像でした。
どうも近畿地方の中北部は荒れ模様で、特に兵庫県の但馬・京都府の丹波などは大雨・洪水の警報や
その周辺地域でも土砂災害警戒情報が広範囲に発令されていました。
テレビのニュースでも鴨川の河川敷の定間隔でカップルの座る部分など、見事に濁流の下で見えなく
なるほどに溢れていました。
そんな中、奈良・大和盆地南部はそんなに雨の降ることもなく晴れ間で蒸し暑い1日でした。
奈良県明日香村の都塚古墳(6世紀後半)では市民向けの説明会が開かれ、午前中に考古学ファンら
約2千人が詰めかけ、古代の大豪族、蘇我稲目(570年没)の墓との見方が出ていることもあって
大賑いだったようです。(下地図 赤〇印)
明日香村坂田ミヤコの河岸段丘の上に位置していて、石舞台古墳(橙の矢印)からは400mほど南東にあり、徒歩10分ほどでアクセスできます。
けれども普段は、この古墳まで足をのばすハイカーはほとんどいません。
元日の朝、この古墳で金の鶏が鳴くという伝説から「金鶏塚」という別名を持つそうです。
明日香村には多くの古墳が点在していますが、横穴式石室に家型石棺を納められているのを見学でき
るのは、この古墳だけです。
この古墳が石を階段状に積み上げたピラミッドのような極めて珍しい形をしていた可能性が高いことが地元の教育委員会などの発掘調査で分かり、一目見たいと思うファンで溢れたようです。
もちろん僕は興味いっぱいでしたが このクソ蒸し暑っい日中に熱中症にならない自信が無いので
遠慮させてもらいました。