リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

のっぺらぼう

2021年05月05日 13時35分46秒 | ローカルネタ
昨日と本日は多度祭のクライマックスといっていい上げ馬神事が開催されている筈でしたが、今年もコロナ禍で中止となりました。多度祭は三重県桑名市の多度大社に古くから伝わるお祭りで、いくつかの神事が行われ、多度祭というのは通称です。昨年もそうでしたが、全ての神事が中止されるわけではなく、公式HPによりますと最も重儀とされる御例祭前日祭と御例祭は執り行われました。上げ馬神事の中止は、昨年は信長の侵攻時以来だということで話題になりました。来年こそは祭りの賑わいが戻ってほしいものです。

一方花火大会、正式には桑名水郷花火大会と言うそうですが、これに関してはHPでは実施かどうかは発表されていません。他の地域ではすでに中止というところもありました。そこで桑名市観光協会に電話で尋ねてみました。

担当の方によりますと、今年はオリンピックの関係でもともと例年の7月終わり頃には開催しないそうです。昨年は7月は中止になり、11月に打ち上げを予定していましたが、これも中止になりました。今年の11月に開催するかもまだ定かではなく、もしオリンピックが中止になって7月花火大会という線もはっきりしていない、とのことでした。

ついでに石取祭についても聞いてみましたが、石取祭開催に関しては桑名石取祭保存会で決定することであるので、観光協会としてはよくわからないとのこと。保存会のHPにもまだ何もアナウンスされていません。保存会の方では開催するか否かに関しては苦慮しているとのことでした。

この分だと上げ馬もオリンピックも花火も石取も全部ナシの、「のっぺらぼうの春、夏」になるのでしょうか。

桑名の桜はこれから

2021年03月26日 16時33分25秒 | ローカルネタ
月曜日に見て来たのと同じ桜を見に行ってきましたが、まだまだこれからでした。

伝馬公園の桜はまだ二分から三分咲きです。




金比羅神社も同じくらいです。月曜日よりは少し開花が進んだ感じです。



寿量寺はすでに五、六分咲きでしたが、今日はもう八分から木によっては九分咲きで見ごたえがありました。



昨日義母を名古屋の病院に連れて行きましたが、途中通る名古屋城の桜はほぼ満開でした。なぜか桑名は遅いんですね。例年こんなに差があったのかな?今週の土日はまだ満開には遠いようで、来週の終わりころまで待たなくてはいけない感じです。

桑名の桜は

2021年03月23日 21時27分02秒 | ローカルネタ
今日はとても暖かく風も穏やかな日でした。東京ではもう桜は満開だそうですが、桑名ではまだまだです。近くの伝馬公園の桜はまだ二分咲き未満と言う感じでした。



江戸時代に掛樋があったところに金比羅神社がありますが、そこもまだこれからでした。



ところがすぐ近くの寿量寺ではなぜか1本だけ五分咲きくらいは行っていました。



桑名城跡九華公園の桜は今日は見ていないのでどのくらいの状況下は分かりませんが、2日前に柿安に買い物にいったときにちらっと見た感じではまだまだでした。多分満開は今月末か4月初め頃でしょうから、沢山の人が桜見に訪れるでしょう。柿安でおいしい牛肉弁当でも買って、桜の花を見ながら食べるのは最高ですね。昨今の状況から、静かに桜を愛でるのが吉です。でもこういう桜の愛で方が本来の姿のような気がします。桜の木の下で酒を飲んで大声でカラオケという下品な集まりは、コロナ後も淘汰されるのがよろしい。

俊寛と有王

2021年03月18日 15時17分44秒 | ローカルネタ
またテレビや週刊誌が渡辺直美のことでどーだこーだ言って女性蔑視だと騒いでいます。渡辺直美に対して侮辱?(芸人だから意に介していないかも)になることが、女性蔑視にまた「すり替わって」います。どうせなんかの政治的な動きでしょうから、まぁこんな話に乗らないことです。

今日はジムがお休みですが天気がいいので少し外へ散歩に。無目的に歩くのはつまらないので、近所の有王塚と俊寛塚を見に行きました。これらは近鉄益生駅すぐ近くにあります。駅近くのヒルカワ商店さんの壁に「有王塚俊寛塚20m」という表示がありますが、20m先には何もありません。(笑)

50mくらい南に進み右に曲がりますとすぐ左手に有王塚があります。



写真左手の駐車場になっている空き地には以前は家が建っていました。その家の住人が掃除などの世話をしていたのでしょうか。今はどうなっているのかと思い先に進んでみますと、



今でも花を手向ける人がいらっしゃるようで安心しました。ろうそくやお線香も置いてありました。左側の花活けが転がっていましたので、元のところに戻しておきました。

俊寛塚は先ほどのヒルカワさんの壁の表示から同じにように南進しますが、今度は左に曲がり道なりに50mくらい行ったところにあります。



有王と俊寛の話は平家物語に出てきます。鹿ケ谷の陰謀の罪で鬼界が島(鹿児島の南方約50kmの火山島で現在の薩摩硫黄島と言われています。現在の喜界島ではありません)に島流しになった藤原成経、俊寛僧都、平康頼でしたが、後日成経と康頼は恩赦で都に帰ることができました。しかし俊寛は恩赦されずひとり島に取り残されてしまいました。

それを知った俊寛の弟子、有王は主人の安否を確かめに苦難の末鬼界が島にたどり着きますが、やっとのことでやせ衰えた俊寛に出会うことができました。

しかし俊寛は「おのずからの食事をとどめ、偏に弥陀の名号をとなえて、臨終正念をぞいのられける。有王わたって廿三日と云うに、その庵のうちにて遂におわり給いぬ」

有王は主人を島で荼毘にふし、その遺骨を高野山奥の院に納骨し高野聖となって諸国を行脚しましたが、現在の益生駅がある付近にあった寺で客死したということです。なお、桑名市教育委員会文化財ホームページには「平家物語に有王という侍童は述べられていない。潤色されて有王が登場するのは後代の俗書である」とありますが、私が読んだ「意訳で楽しむ古典シリーズ平家物語」(字も大きいし簡単に読めます!)にはちゃんと有王の話は出てきますが。

新潟と三重

2021年03月10日 15時30分46秒 | ローカルネタ
昨日のウェブニュースで新潟の話題が出ていました。新潟は何地方なのかという話です。私は関東甲信越地方の中に入っていると考えていましたが、いろいろ意見があるみたいです。

越後(新潟)、越中(富山)、越前(福井)だから「北陸」とか、私と同じ「関東甲信越だろ」、あと「東北地方」「中部地方」「北信越(北陸信越)」なんかがあるそうで、何かよくわからなくなってきました。でも北陸とか中部と言われるとちょっと違和感を感じます。当の新潟県民の中にもよくわからないという人がいるようです。

東京だと関東、岩手は東北、大阪は関西とはっきりしたところが多い中、新潟は微妙な県なんですね。でも微妙さでは我が三重県も負けていません。(笑)近畿、中部、東海、東海北陸、どこなんでしょう?

三重は関西?近畿日本鉄道は三重県を横断していますし、ウチの近所を走るJRはJR東海だし、愛知・岐阜・三重の東海三県なんて言う言い方もあります。民放の中部日本放送は古くから親しまれていますけど、東海テレビもあります。NHKでは「東海北陸のニュース」みたいなのがあった記憶があります。なんか都合によってあっちにもこっちにもなったりしているようで、私としてはどれでもいいです。

ただ「あなたは関西人?」と聞かれたら答えは「ノー」です。「キミは関西人だ」と言われるととても違和感があります。関西というのはもっと西の方、三重県の亀山より大阪よりみたいなところという感覚があります。その証拠に関西テレビはウチでは映りません。でも関西線は走っているし、関西方言をしゃべっています。

この所属がよくわからない新潟と三重、なんか仲良くなれそうですね。でも実はすでに江戸時代、新潟の柏崎に桑名藩の飛び地領がありました。もともとご縁はあったんですね。

桑名モデル

2021年02月17日 20時28分40秒 | ローカルネタ
桑名市では65歳以上の高齢者は集団接種をせず、かかりつけ医の個別接種のみで行う方針を決めたようです。市内には約37500人の高齢者が在住していて、その60%が接種するとして4月開始で6月には高齢者分は完了とのことです。

私も高齢者に入っていますので、近所のお医者さんのところで接種ということになりますが、その方が何かと安心ですね。ただ他の年代の人もこの方式で接種するのかは未定ということです。

正確に数を数えたことはありませんが、来年度(今年の4月~)に実施予定のバロック音楽の旅14を受講される方の一定数は高齢者の方です。高齢者に対して速やかに接種が完了すれば、その分他の年代の方たちの接種も早まるでしょうから、来年度受講される方も増えようというもの。久しぶりに明るい話題が出てきました。

バロック音楽の旅14講座(レクチャー&コンサート)は10月から開始ですが、ワクチン接種が広まったと言えどもまだまだこの時期では以前と同じように実施できるわけではないとは思います。以前と同じようになるのは来年の終わり頃か再来年に入ってからでしょう。それでもワクチン接種の話題は遠い先に一筋の光が見えてきた感じがします。

こりゃだめだわ。

2021年01月14日 10時08分09秒 | ローカルネタ
Wena3を装着して近所のアピ〇に買い物に行きました。決済はカッコよく左手首を機器においてSuicaで決済です。桑名の成城石井たるカ〇ヤ〇でも2ケ月くらい前から電子マネーが使えるようになっています。ア〇タのセルフレジはバーコード読み取りの反応が悪くちょっとイラっとさせられますが、一応電子マネーは使用可能です。でも先日行ったときは一部のレジで使えなくなるという表示がありました。

今日の買い物はSBのカレー粉とおねぎとあと少々で大した量はありません。品をカゴに入れてセルフレジに向かうと、アレレ、9つあるセルフレジは全部majica以外の電子マネーダメになっています。majicaって?ユニ〇が出してるやつ?マジカよ。



Suicaが使えなくなるのはてっきりセルフレジの一部だと思っていました。有人レジだと前にてんこ盛りのかごを持ったばあぁちゃんがならんでいて、お金を払うときも分厚いブタ財布を取り出して、指に唾をつけて札を数え、そのあとコインを探すもなかなかお目当てのコインがつかめず、タイミングが悪いと下にポロっと落としたりして、次になんとか割引券を財布の別のところから探し始め・・・というような光景が展開するのはまれではありません。

有人レジで電子マネーは使えるみたいですが、それでも全部ではありません。使えるレジを選んで並びましたが、今回もてんこ盛りのカゴ3つ分しっかり待たされました。私の分は少ないので、後ろの人はラッキーでしょう。



しかしDXデジタル・トランスフォーメーションが叫ばれるこのご時世に使える電子マネーを自社関連のものだけに限定してしまうなんて、時代に逆行しています。買い物客は年寄りばかりで電子マネーなんてもともと使わないし、電子マネーはmajicaに囲い込もうというと考えたのかも知れませんが、経営センスは大丈夫でしょうか。

ちょうど同じ日にスタバは交通系電子マネー(Suicaもそのうちのひとつですね)が使えるようになったと発表しました。Suicaで支払ったらコーヒーの2杯目は特別に安くなるキャンペーンもあるようです。冒頭で書きましたように、イオ〇もカキヤ〇も郵便局も全てのコンビニもいまや電子マネーが使えるようになっています。

冒頭にも書きましたように〇ピタのセルフレジは反応が悪く商品をかざしてもなかなか読み取ろうとしません。読み取る速度も遅いし、読み取り確認音が普通は「ぴっ」でしょうが、「にゃー」とか「わん」の台もあります。ちょっとふざけています。そこへ今回の施策。その他にも無駄な英語のDJを店内に流したり、商品の陳列方法がわかりにくい(例えば塩麹がお塩のところにあったり。確かに塩の字がありますが、調味料のところにも置いてほしいです。野菜の置き場所がしょっちゅう変わる。もう慣れましたが)、通路に平気で商品を並べるので歩きにくいなど・・・もうこりゃだめですね。

寒波到来

2020年12月16日 18時39分09秒 | ローカルネタ
昨夜の夜は結構雪が降っていまして、このまま朝まで降り続いたらえらいことになるなと思って外を見ていました。朝起きたらうっすらと積もっている程度でしたが、それでも車のフロントガラスについたボタ雪を落とすのに結構時間がかかりました。

今年は寒いといわれているので、早々と先週の始めに冬タイヤに交換しました。当地方は年に1回2回積雪がある程度なので別に冬タイヤはいらないと言えばいらないのですが、たまにドカンと積もることもあるので、冬タイヤに交換しておくと何かと安心ではあります。昨年は暖冬なので、納屋にしまいっぱなしでしたが、今年は納屋からコロコロと転がして車に積み込み、近所のガソリンスタンドに行きました。

冬タイヤにはホイールがついていなかったので、今年は奮発しました。私のミニ・クロスオーバーのホイールは18インチですのでホイール代は結構高くつきます。ディーラーに行って見てきましたら4万とか6万とかいうのがありました。4本ではなく1本です。6万だったらX4で24万です。これはさすがに・・・こういうときはネットで格安を探すに限ります。

やっとのことで、4本ナナキュッパの超格安を探し当て、近所のスタンド宛てに送付してもらい、冬タイヤをスタンドに持って行って組んでもらって車に装着です。格安で買ったんですよって、お店のお兄さんに言いましたら、それでもまだ高いですと言われましたが。ホイール組付け、冬タイヤに交換している間、近所を散歩していましたら、ふと思い立ちました。そうそう近所にスバルのディーラーがあります。この時間を利用して、本年度のカー・オブ・ザ・イヤー受賞のレヴォーグの試乗をしよう!その試乗記はまたそのうちに。

財政難(2)

2020年10月31日 16時35分29秒 | ローカルネタ
桑名市社協講師バンクの広告は、文化・スポーツ情報に一応関連があるとは言えますが、本来は「文化・スポーツ情報紙あいりす」ではなく、市の広報に掲載されるべきもの。さらに裏面にはメイク教室の案内も。これってありでしょうか?

どうしてこんなふうになったのかという直接的な要因としては財政難によるページ数削減があるでしょう。「あいりす」が以前はA3両面印刷二つ折りでしたが、本年度からA4両面印刷になりスペースが半減しています。

この経費節約分としては、桑名市の全世帯6万世帯に配布するとして年間100万円前後でしょう。(格安ネット印刷会社のHPで試算してみました)確かにかなりの経費になります。ちなみに将来的に市からの家庭配布印刷物をPDF化すれば一千万以上節減できるかも知れません。

でも根底にはスポーツ・文化を生涯学習という枠組みにすべて押し込めている市のセクション構造に問題があると思います。生涯学習の枠に入るスポーツ・文化は、一般の人が参加するイベントの場合はすわりがいいですが、例えば桑名市でプロによる音楽芸術を楽しみたいとか美術鑑賞をしたいというのは、生涯学習ではなく文化振興の枠組みを作りそこに入れるべきでしょう。

メイクも立派な文化でしょうから、文化・スポーツ情報に入ります、それならファッションショーも入ります、もうあれもこれも際限なく広がってしまいそうなのも、そもそも「生涯学習」という一見口当たりがよく分かりやすそうだけど実は曖昧で実態不明の概念でくくってしまった結果です。

桑名市の施設を使ってプロによる音楽・美術イベント、コンサートは最近はとても少ないです。(この件に関してはかつて当ブログにエントリーいたしました)多額の税金を使って建設した各施設が有効活用されているとはとても言えません。コロナの影響もありますが、NTNシティホール(市民会館)の催し案内はわずか2cm5ミリ分のスペースに6件、六華苑催し分もほんのちょっぴりです。

いやー少ないから全部収まってちょうど良かったです、なんて言ってはいけません。来月の末に市長選挙が行われます。現市長、また対立候補として市長に立候補される方、これらの件をどうお考えでしょうか。ぜひ伺ってみたいものです。

財政難(1)

2020年10月30日 13時53分06秒 | ローカルネタ
我が町内における町内会長の仕事は、他の町内に比べると申し訳ないくらい少ないです。なんせ10数軒しかないので・・・。せいぜい配布物が届きそれを仕訳したり、送付されてくる文書を管理+α程度です。でもこれらもいま政府が進めているDX(デジタル改革)とやらでいずれは市から各家庭にPDFのプッシュ送信になるのでしょう。そうなれば各町内会長の仕事が軽減(ウチの町内の場合は激減?)されるでしょうし、もっといいことは印刷代が相当額節約できます。

数日前にも広報と文化・スポーツ情報紙「あいりす」が送られてきましたが、「あいりす」のある記事に目が留まりました。



鉛筆でうっすら囲んだ部分です。この2つのイベントは毎年複数回開催されますが、「あいりす」で大々的に取り上げていました。2018年の5月号です。



私のコンサートも入れてもらっていますが、今年の11月号はそれぞれわずか3行、それも8ポイントくらいの小さい文字です。老人には読めません。2018年5月号だと催しが大きくアピールされていて、多くの方の目に留まると思いますが、今年の11月号だと見過ごすことが多いでしょう。その差は歴然です。本年度から「あいりす」のページ数が半分になり情報を詰め込んだ結果です。

どうしてこのようになったのか詳しいことは知りませんが、各号の一番上の右方を見ますと、今年の11月号は編集・発行が「桑名市社会福祉協議会」であるのに対して、2018年5月号は「桑名市文化スポーツ振興公社」となっています。ここから推測できることは、一定の独立性をもっていた「桑名市文化スポーツ振興公社」が廃止され、それが市のいち課である「文化スポーツ振興課」に形式的に引き継がれ、実質は「桑名市社会福祉協議会」の担当になったということなんでしょう。

「福祉協議会」は多少はスポーツ・文化との関連性は見出されるかも知れませんが、本質的には全く別のものです。「あいりす」には「くわなの文化・スポーツ情報紙」と謳っているにもかかわらず、表面の一番上には桑名市社協講師バンクの広告が、他のイベント案内より大きな文字でページを三分の一をさいて掲載されています。
(つづく)