リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

暖房

2005年12月01日 21時50分18秒 | 日々のこと
ここ何日か寒い日が続いています。日本の(というか桑名の)冬はバーゼルよりも気温は高いのですが,体感的にはずっと桑名の方が寒い,ということをすっかり忘れていました。

日本の冬はまるっと3年間経験していないので,油断していましたんですね。こともあろうにこの時期,家の中で少し厚手の長袖シャツ一枚,靴下なし,エアコンの設定温度21度で暮らしていたのですが,どうも寒いなと思っていたら,少し風邪をひいてしまいまして咳が出ます。

よく考えてみたらエアコンの設定温度を21度にしても,室温は21度にはならないんでした。バーゼルの下宿は,夏の超暑い時を除き,室温21度で服は長袖シャツ1枚でした。外に出るときはそれにユニクロのダウンコートを着るという極めて単純明快なものでした。それを思い出して,東芝の大清快を21度にしたのが間違いの元でした。

そういや,11月の今頃は長袖のシャツにもう一枚着て生活していたことを思い出しまして一枚プラス。でもウチのような全館常時暖房でない家って寒いですね。桑名あたりは寒さが中途半端だからかえって家の中は厳しい冬の地域より寒いです。夏は熱帯並に暑いし・・・(笑)

私の部屋はオイルヒーターで暖房しているんですが,これは電気代がえらく高くつきます。最近の高性能エアコンは石油ストーブより電気代が安いらしいので,エアコンに取り替えようかなとも思いますが,空気の対流と騒音がいやなんですよね。音がせず,経済的で,安全で,風がおこらない暖房ってないですかね。風通しのいい家に住み,厚着して,火鉢で暖を取るというのが私の小さい頃の冬の過ごし方でしたが,よく考えるとこれって「音がせず,経済的で,安全で,風がおこらない暖房」というのを満たしていますよね。やはりこの地域はこれしかないか・・・でもこれじゃリュートは手がかじかんで弾けません。(笑)