リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

オイルヒーター

2005年12月22日 11時23分31秒 | 日々のこと
最近家電がどんどんあたらしくなって行く我が家ですが,先日約20年ぶりにオイルヒータを買い換えました。今まではイタリアのデロンギ社のものを使っていました。ずっと前に岐阜県の南濃町(今は名前が変わったんでしたね。何でしたっけ?)に住んでいたときに買ったもので,四畳半の部屋を暖めるために使っていました。モノが一杯で,真ん中にかろうじてリュートが弾けるスペースがあり,全てのものが体を回転させるだけで届くという状態でした。しばらくそこに石油ストーブを置いて暖房していたのですが,あまりに危険なので,(といって実は2,3年はそういう状態でしたが)絶対安全なオイルヒータにしたわけです。

このオイルヒータ,古くなってきて最近とみにブーンというハムノイズがひどくなってきました。この音がまた始末に悪い。いえ,ものすごく大きな音がするわけではありません。5年もののデスクトップパソコンのファンが鳴っているときは,そんなに気になるレベルではありません。問題なのはその音程です。リュートは415ヘルツに調律していますが,その415のCとかHに微妙に近いのです。(要するにCとHの間です)ですから,バロックリュートの11コース,12コースの音に微妙にかぶって調律が大変やりにくいんです。チューナーで測定してみましたら,Hだと427ヘルツ,Cだと379ヘルツでした。要するに427か380で調律すれば問題ないんですが。

で,某家電量販店に行きまして探しました。デロンギ社の新型もありましたが,タイマーが機械式で音がするので,日本製の電子式24時間タイマーがついているものを買いました。さっそく使ってみましたが,それはもう静かです。というか耳をそばだててやっと聞こえるというレベル。耳鳴りの方が大きいくらいです。いやぁ,めでたし,めでたし。