バッハのリュート独奏曲はBWV995~1000と1006aの7曲ですが,そのうちの2曲の自筆オリジナル楽譜が日本にあります。これは別にバッハが日本に住んでいたことがあったからではなく,20世紀後半に購入されたものです。一つは東京の上野学園大学にある「プレリュード,フーガ,アレグロ」(BWV998),もう一つは武蔵野音楽大学にある「パルティータホ長調」(BWV1006a)です。
それにしてもチェンバロ曲やヴァイオリン曲ではなくリュート曲の自筆オリジナル楽譜が2曲も日本にあるのは不思議な感じですが,たぶん購入当時(1970年代始め)にバッハの自筆譜で購入できるのは,もうリュート曲しかなかったというのが実際のところかも知れません。
プレリュート,フーガ,アレグロはなんでもヤマハがどっかで競り落としてきたのを,上野学園購入したと聞いています。
日本の大学図書館は当時は閲覧体制があまりしっかりしていなくて,せっかくバッハのリュート曲の自筆譜があってもコピーを手に入れるのは容易ではなかったです。70年代の始め私は大英博物館(大英図書館)などに手紙を書きまくってリュートのオリジナル楽譜のマイクロフィルムを沢山購入しましたが,それはヨーロッパの図書館の資料閲覧サービスがしっかりしていたからなんですね。日本にあるものを手に入れるよりヨーロッパにあるものを手に入れる方が簡単だったというには変なものでした。
現在もまだこれらの曲は日本の同じところにあるはずですが,資料閲覧サービスはしっかりしてきたのでしょうか。2年ほど前,国立音大に旧バッハ全集のBWV1025のコピーをお願いしたら,非常に迅速にモノが届きました。時代が変わったというかやっと当たり前のことが当たり前にやっとできるようになった感じがしました。(笑)
それにしてもチェンバロ曲やヴァイオリン曲ではなくリュート曲の自筆オリジナル楽譜が2曲も日本にあるのは不思議な感じですが,たぶん購入当時(1970年代始め)にバッハの自筆譜で購入できるのは,もうリュート曲しかなかったというのが実際のところかも知れません。
プレリュート,フーガ,アレグロはなんでもヤマハがどっかで競り落としてきたのを,上野学園購入したと聞いています。
日本の大学図書館は当時は閲覧体制があまりしっかりしていなくて,せっかくバッハのリュート曲の自筆譜があってもコピーを手に入れるのは容易ではなかったです。70年代の始め私は大英博物館(大英図書館)などに手紙を書きまくってリュートのオリジナル楽譜のマイクロフィルムを沢山購入しましたが,それはヨーロッパの図書館の資料閲覧サービスがしっかりしていたからなんですね。日本にあるものを手に入れるよりヨーロッパにあるものを手に入れる方が簡単だったというには変なものでした。
現在もまだこれらの曲は日本の同じところにあるはずですが,資料閲覧サービスはしっかりしてきたのでしょうか。2年ほど前,国立音大に旧バッハ全集のBWV1025のコピーをお願いしたら,非常に迅速にモノが届きました。時代が変わったというかやっと当たり前のことが当たり前にやっとできるようになった感じがしました。(笑)