リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

第4回講座

2009年02月02日 23時52分12秒 | 音楽系
土曜日は、くわな市民大学市民学科バロック音楽の旅2008講座第4回でした。前日は台風並の雨嵐でしたので、一時はどうなるかと思いましたが、当日はいい天気でした。最近は晴れ男です。(笑)



今回のテーマは、ヨーロッパの古都と名画とバロック音楽と題して、古い音楽都市の写真を見たり、音楽に関する名画を見ながら、それらにまつわる音楽を聴いていくという趣向です。

扱った絵画は、ホルバイン、フェルメール、カラヴァッジオの作品。特にフェルメールは楽器を描いている絵が多いこともあり、4作品を鑑賞しました。ま、私自身絵の専門家ではありませんので、絵の中の音楽の部分を中心にお話を進めていきました。

古い音楽都市として、ドレスデン、ケーテン、ナウムブルク、ヴェネチアを紹介しました。いずれも私が行ったことがある街で、自分が見聞きした範囲でいろいろお話させていただきました。

鑑賞したCDのタイトル一覧は受講生の皆さんにお渡ししましたが、残念なのは恐らくそのうちの何枚かはすでに廃盤になっていて入手できないだろうということです。クラシックのCDは、特にこの講座で鑑賞するような古楽はあまり売れないので大多数のタイトルが版を重ねることはありません。

受講生の方に、そのCD一覧で、一番お薦めのものは?って聞かれましたので、迷わずドイツ・ハルモニア・ムンディの50周年記念ボックスをお薦めしました。去年発売されたものですが、まだ売っているかどうか。アマゾンで調べたら、まだ売っていました。よかったですね。

さて次回はいよいよ最終回、私のバロック・リュート・コンサートです。