リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

バロック音楽の旅全5回終了

2010年03月21日 18時31分46秒 | 音楽系
昨日はバロック音楽講座「バロック音楽の旅2009」の第5回最終回でした。今回は、イギリスの歌と題しまして、イギリスの声楽曲を中心にプログラムを組んでみました。

演奏は、加藤佳代子(ソプラノ)、上田牧子(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、錦万智子(リコーダー)の各氏と私のテオルボです。

曲目は次の通りです。

ジョンソン作曲 蜂が蜜吸うところで

作者不詳 柳の歌、グリーンスリーブス

パーセル作曲 おお孤独よ、薔薇より甘く

ヘンデル作曲 もし神が私の味方なら

休憩

バニスター作曲 グラウンドに基づく変奏曲

シンプソン作曲 グラウンドに基づく変奏曲

メイス作曲 ニ短調の組曲より

ウィルビー作曲 どうすればいいの?

ペープシュ作曲 カンタータ「コリドン」

できるだけ聴いていただく皆さんに分かりやすくするということで、曲の解説を入れながら進めていくというのはいつもの通りです。ときおりギャグがすべってましたが。(笑)

さて、今回で2009年度のシリーズは終わりですが、主催する側からするとなんかあっという間に終わってしまったという感じです。今回の演奏メンバーに演奏を依頼したのは実は1年以上前のことでしたが、メンバーの皆さんは、遠い未来の演奏会だー、なんて言っていたものですが、時の経つのは早いもんですね。

来年度もこのシリーズは継続予定で、その名も「バロック音楽の旅IV」です。コンサートの数を従来の3回から一回増やして4回になり、パワーアップしての登場です。来年度は、年間を通じて定期的に開催することにしましたので、第1回は5月29日になります。バロックチェロの高橋弘治さんをお迎えして、バッハの無伴奏チェロ組曲の演奏会です。初回からなかなかすごいプログラムでしょ?各回の概要は以下の通りです。桑名市の広報で募集が公示されるのは5月15日ですが、現在先行予約を受け付けています。ご先行予約希望の方は、メイルでお申し込みください。shoji726lute@gmail.com

バロック音楽の旅IV(会場は桑名市の大山田キリスト教会、15時開演)

第1回 5月29日(土)コンサート 無伴奏チェロ組曲を聴く
あのプティ・バンドでも活躍した名古屋在住の俊英、高橋弘治がバロック・チェロでバッハの無伴奏チェロ組曲をたっぷり聴かせます。

第2回 8月7日(土)レクチャー バロック音楽の聴き方

第3回 10月2日(土) コンサート リュートソングの魅力
古楽界期待の新進ソプラノ歌手、増野由香がダウランド、モーレー、キャンピオン、メイナードなどイギリス・エリザベス時代の作品を歌います。

第4回 12月4日(土) コンサート フランスのリコーダー音楽
クリスマス・ムードにあふれる教会でフランスのバロック音楽はいかがでしょうか。リコーダーはベテラン岡崎和光、チェンバロは若手の小原道雄です。
 
第5回 2月19日(土) ビアンカ・ローザ コンサート
ひさびさに桑名に登場です。ビアンカ・ローザはソプラノ、リコーダー、ガンバ、リュートの4人グループ。イタリアの作品を中心にスペインの曲も演奏予定です。