リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

満開

2016年06月01日 10時36分41秒 | 日々のこと
今年も我が家の天然どくだみ園が満開です。冬には枯れ枯れになるのに、この季節になると青々と育って可憐な花までつけるのですから、すごい生命力ですね。



天然の野草園と言えば、東京国立博物館附属自然教育園にも天然野草園がありました。この敷地はもともとは徳川光圀の兄にあたる高松藩主松平讃岐守頼重の下屋敷だったところで、明治以降は火薬庫になっていたところです。東京の都心に忽然と存在する自然の森林です。中に入ると都内にいるとはとても思えません。でも園の端っこのほうに行くと、高架道路がちらっと見えたりするので都心にいることをいやでも知らされます。

ここの入り口のところに天然野草園(正式な名称は忘れましたが)がありました。2 x 4メートルくらいのセメントの囲いの中に土を入れて、放ったらかしにしているだけという感じですが、天然野草というからにはそうしなくてはなりません。みかけがあまり美しくないので今はもうないかもしれません。ウチの天然どくだみ園はこれからも続きます。もっとも「ウチの」って言っていますが、実はこの野草園の四分の三はお隣さんの土地で、ウチの分は写真で言うと左四分の一くらいです。でもどくだみはそんなことは知りませんから、全部ウチのものみたいに見せてくれます。(笑)