もうかなり前になりますが、教員をやめた時ぜひやりたかったことがありました。それは朝、近くのコーヒーショップに行き、くつろぎながらコーヒーを頂くことです。
退職したその日に早速近所のコーヒーショップに行ってみましたが、もう朝から人がいっぱい、それにじいさん、ばあさんの声がうるさい。(笑)理想の店を求めて、四日市や岐阜県側にも足を延ばしましたが、もっとひどいくらいでした。私の理想とするのは、こんな感じなんですけどね。
ーーーーーー
小鳥のさえずる朝、私は近くの店の駐車場に車を止めた。まだ先客はそんなに来ていないようで、古いミニ・クーパーが一台止まっているだけだった。
「おはよう」
「あ、おはようございます。今日も暑いですね」
「ああ。いつものやつ頼むね」
「はい、かしこまりました。クラシックのいいレコードが入りましたけど、お聴きになります?」
「いや、きょうはいいよ。ちょっとノート・パソコンで編曲の仕事をするのでね」
マスターは、先ほどまでかかっていたライト・ミュージックのBGMを止めてコーヒー豆を挽き始めた。この店で出してくれるハワイ・コナのコーヒーがとてもうまい。上品な香りと酸味のバランスが絶妙な豆だ。
しばらくしてテーブルに出されたハワイ・コナをすすりながら、編曲を進めていく。今回の依頼は、日本の曲をギター四重奏に編曲するというものだが、少しモダンなハーモニーを使ってやろうと思う。
小一時間して編曲があらかた仕上がった頃、少し音楽に飽きて私はマスターに声をかけた。
「ねぇ、マスター。この間サンプル品だということで頂いた、ジャヴァ・ロブスタ、あれって圧倒されそうなくらい芳醇な香りの豆だったね。ロブスタ種って安物の豆だから、意外も意外だったね」
「はい、あれはジャワ島カウィサリ農園のプレミアム・ジャヴァ・ロブスタでして、特別な豆です。お値段も決して安くはございません。皆さんに好評ですのでウチのメニューにも入れたいのですが、何しろ生産が少ないのと、輸入の手続きが煩雑なのでなかなかうまくいきません。・・・」
ーーーーーー
先日家内のクルマの車検に行った帰りに、四日市市内の某コーヒーショップに立ち寄ってみました。ひょっとして、静かにコーヒーを飲めないかなと思ったのですが・・・入るともう満員、なんとか一席テーブルを見つけたのですが、隣のおばさんの化粧粉の匂いがきつすぎるし、反対の隣のおじいさんたちがまたそれは賑やか。騒然たる中、せっかく頼んだコーヒーも化粧コナコーヒーなってしまい、早々に退散致しました。帰りしな、入り口には入りきれないので待っているお客さんがいました。人気の店なんですね。
まぁ世の中こんなものでしょう。自宅で静かに好みのコーヒーを入れるのがよろしいようで。
退職したその日に早速近所のコーヒーショップに行ってみましたが、もう朝から人がいっぱい、それにじいさん、ばあさんの声がうるさい。(笑)理想の店を求めて、四日市や岐阜県側にも足を延ばしましたが、もっとひどいくらいでした。私の理想とするのは、こんな感じなんですけどね。
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小鳥のさえずる朝、私は近くの店の駐車場に車を止めた。まだ先客はそんなに来ていないようで、古いミニ・クーパーが一台止まっているだけだった。
「おはよう」
「あ、おはようございます。今日も暑いですね」
「ああ。いつものやつ頼むね」
「はい、かしこまりました。クラシックのいいレコードが入りましたけど、お聴きになります?」
「いや、きょうはいいよ。ちょっとノート・パソコンで編曲の仕事をするのでね」
マスターは、先ほどまでかかっていたライト・ミュージックのBGMを止めてコーヒー豆を挽き始めた。この店で出してくれるハワイ・コナのコーヒーがとてもうまい。上品な香りと酸味のバランスが絶妙な豆だ。
しばらくしてテーブルに出されたハワイ・コナをすすりながら、編曲を進めていく。今回の依頼は、日本の曲をギター四重奏に編曲するというものだが、少しモダンなハーモニーを使ってやろうと思う。
小一時間して編曲があらかた仕上がった頃、少し音楽に飽きて私はマスターに声をかけた。
「ねぇ、マスター。この間サンプル品だということで頂いた、ジャヴァ・ロブスタ、あれって圧倒されそうなくらい芳醇な香りの豆だったね。ロブスタ種って安物の豆だから、意外も意外だったね」
「はい、あれはジャワ島カウィサリ農園のプレミアム・ジャヴァ・ロブスタでして、特別な豆です。お値段も決して安くはございません。皆さんに好評ですのでウチのメニューにも入れたいのですが、何しろ生産が少ないのと、輸入の手続きが煩雑なのでなかなかうまくいきません。・・・」
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先日家内のクルマの車検に行った帰りに、四日市市内の某コーヒーショップに立ち寄ってみました。ひょっとして、静かにコーヒーを飲めないかなと思ったのですが・・・入るともう満員、なんとか一席テーブルを見つけたのですが、隣のおばさんの化粧粉の匂いがきつすぎるし、反対の隣のおじいさんたちがまたそれは賑やか。騒然たる中、せっかく頼んだコーヒーも化粧コナコーヒーなってしまい、早々に退散致しました。帰りしな、入り口には入りきれないので待っているお客さんがいました。人気の店なんですね。
まぁ世の中こんなものでしょう。自宅で静かに好みのコーヒーを入れるのがよろしいようで。