リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

紀伊勝浦

2024年03月18日 23時17分46秒 | 音楽系

今日は紀伊勝浦のホテル浦島に来ています。昨日までリサイタルで忙殺されていましたのでしばらく骨休みです。ウチを出るときは風が強く気温も一昨日や昨日と比べてものすごく寒く冬に逆戻りした感じでしたが、さすが紀州は温暖です。風もほとんどなく一昨日の桑名と変わらない陽気です。

ここホテル浦島は太平洋に突き出した岩の半島に作られた温泉施設です。温泉へは勝浦漁港から船で行きます。写真の右上奥が勝浦漁港です。

もちろん車でもいけないと不便ですが観光客は漁港から車で5分くらい離れた専用駐車場に車をあずけ、そこからシャトルバスでホテルに向かいます。バスは途中勝浦港に停車し、そこで降りて船に乗りホテルにいくわけです。バスは岩の半島をくりぬいた専用トンネルを通りホテルの玄関にも行きますので、船酔いする人はそのままバスでホテル直行です。船は数分でホテル玄関に直行しますので船酔いしている暇はないとは思いますが。

自前でトンネルをくりぬいたり半島に複数の建物があったりと施設としてはとてつもなく巨大です。洞窟から温泉が湧き出ているのを温泉施設にしたのが始まりだそうですが、岩の半島の突端にどうやって建物を作ったんでしょう?

このような巨大な温泉施設では、温泉自体は源泉かけ流しではなく塩素殺菌の循環風呂が湯場合が多いのですがここはすべて源泉かけ流しで泉質は白濁の湯、透明の湯と多彩で極上です。ホテル内の忘帰洞と名付けられた洞窟温泉は帰るのを忘れるくらい素晴らしい温泉だということで名づけらたそうです。人工的に作られた洞窟ではなく本物の洞窟です。一番先端の湯船には太平洋の波しぶきが直接当たります。