内装や操作系は大きく変わりました。中でも印象的なのはミニの象徴?でもあるセンターメーター。なんかお皿のような薄手のディスプレイがインパネのど真ん中に鎮座しています。驚いたのは地図が円形に全面表示されることです。今まで丸いディスプレイっていままでにありましったっけ?あ、時計なんかではありますよね。でも車では初めてかも知れません。気になるのはオプションで取り付けられるテレビチューナーはどう表示されるかです。
全面の操作系は一新されています。エンジンスタートは今までの押しボタン式から古風な回す式に変わっていますし、多くのボタンは液晶パネルから操作するように変わっています。方向指示器も深押しのときは戻らないタイプに変わりました。正面のメーターはなくなり、その代わりポップアップディスプレイに速度と標識読み取りが表示されます。現行のメータは文字が小さくかつ近くなのでローガンにはつらいですが、新型のポップアップディスプレイは距離感がありローガン・コンシャスになっています。ギアシフトはオーソドックスなタイプからインパネ下部で操作するように変わりました。そのおかげでセンターコンソールはとてもすっきり。
ドアパネルの上部からインパネ下部に張られているクロスは途中で色目がグラデーションで変わっていく遊び心満載のものです。まぁすぐに飽きてしまうでしょうけど、初めて乗る人は驚くに違いありません。
インテリアからエクステリアまで大きく変わった新型のミニ・カントリーマンですが、余り変わった感じがしないのがディーゼルエンジンの出力特性です。相変わらず低速からもりもりトルクが出るので街中ではとても扱いやすく軽快感たっぷりです。大きく変わった今回の新型ですが、このエンジンの感覚が変わらないので乗り換えてもすぐになじむのではないかと思いました。
おまけですが、この点検のために代車のミニ・クーパー3ドアを用意して頂きました。いわゆるF56ですが最終モデルということでまだ5000kmちょっとしか走っていない車です。実はウチにはもう一台ミニがありそれが代車と同じF56です。ただウチのF56は10年近く前の初期モデルです。同じF56なのにエンジンのトルク感、パワー感がまるで違っていました。4気筒のクーパーSかと思いましたが、エンブレムを見たらSの字は入っていませんでした。ひとつのモデルを10年作り続けてそれが売れ続けているのは立派ですが、車自体も相当改良されているのに驚きました。