リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

続プチ浦島

2005年08月18日 01時01分46秒 | 日々のこと
東京からバスで名古屋に着いた朝,まだ始発もないので,名古屋駅周辺をぶらぶらとあるきました。ひょっとしてひとつくらい店が開いてないかと期待をして。「宮本むなし」でもあれば,朝飯でも食べようかななんて。
駅の東口を出て,「グリグリ」のモニュメントを左手に見て,名鉄の方へ。あれっ?毎日ビルがない!あるのは巨大な墓石のように屹立する高層ビルです。何かまわりの様子がすっかり変わっていました。昔デートのときよく行ったあの映画館はいずこへ?そういえば,このあたりはそもそも最近ほとんど歩いたことがなくて,ツインタワーすらもまともに見たことがありませんでした。(情けない話ですが(笑))
改めてツインタワーも含めたまわりの景色をぐるっとながめてみましたが,もはや私の頭の中にある名古屋駅前はほとんどありませんでした。名鉄百貨店の横を通って下におりる近鉄への連絡通路すらもはやないんですから。
去年,「ららら科學の子」(矢作俊彦)という小説を読みました。30年前に中国に密入国した男が現代の日本に帰ってきた話なんですが,名古屋駅前の変貌ぶりを目の当たりにして,その男の気持ちがよくわかりましたね。(笑)
って,別に私は30年も外国に行っていたわけではありませんが,それにしてもすごい変わりようです。目に付く建物で健在なのは大名古屋ビルヂングくらいのものですから。まだプチ浦島状態は続いています。

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