リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

ネックがネック

2013年07月18日 18時17分02秒 | 音楽系
スティーブンにネックの塗装に関して写真を送りました。



彼の楽器のネックは、薄い黒檀の突き板を張って、それをパウダーでみがくというのが標準仕様です。多くのリュート製作家はその方法が標準みたいですが、私の親指はそれだと少し滑り気味になるのです。指紋が浅いんでしょうかねぇ。そのネックがネックに。(笑)

コンサートのときMCはすべっても親指だけはすべらないようにと、モーリスに初めて楽器を注文したときはギターのネックみたいにつるぴかの塗装を特注でお願いしました。

スティーブンのところに行ったときにうっかりとその指示を忘れましたので、文章で書いて説明したのですが、どうもよくわかっていないようなので、念のため写真を撮って送ることにしました。写真の楽器は、モーリスが2005年に作った13コースバロックリュートです。

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