リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

動線上のエリア

2005年03月21日 01時16分44秒 | 日記
建物の中などで人がよく通るラインを動線と言うそうですね。人間は角を曲がったりするときに大体同じようなところを通る傾向があるようで、そういえば、日本にある私の家の階段を登り切ったところの床がすり減っています。みんな同じようなところに足を踏み入れるわけです。
ですからそのライン上(動線上)に物を置いたりするとすごく通りにくく感じるものです逆に言うと動線をはずして入れば、少々物があったり狭くてもあまり通りにくいとは感じないようです。
バーゼル駅の南口近くに動線の真上にドーンと電話ボックスが2つ設置されています。私がこっちに来てまもなく設置されたのですが、最初はそのあたりが通りにくくて仕方がありませんでした。だって行こうかなと思う先に電話ボックスですから。(笑)
何でこんな変なところに作ったんだろうって思うんですけど、たぶんこれってあえて作ったんですよね、どう考えても。というのはその付近にはいくらでも電話ボックス設置スペースはありますから。で、考えたんですが、これはセキュリティと落書き防止のためじゃないかなと思うんですね。駅南口を出たところにもう一つ電話ボックスがありますが、これは動線からはずれているせいか、設置されてすぐ落書きされました。でも動線上のボックスはいまだに無事です。やはり動線上のエリア効果は大ありみたいです。

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