リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

トークコンサート

2005年03月20日 01時40分09秒 | 日記
昨夜はバロックヴァイオリンの高橋未希さんをゲストに迎えてのトークコンサートを学内の小ホールで聴きました。彼女は今年の3月5日~13日にマグデブルクで行われたテレマン・コンクールで優勝された方です。まだ優勝したてのほやほやです。(笑)
スコラの学長のライデマイスター氏がそのコンクールの審査員の一人で、受賞決定後急遽彼女をスコラに招待することになって、今回のトークコンサートが実現したそうです。
学長が簡単に高橋さんを紹介したあと、テレマンのEssercizii musiciよりヘ長調のソナタの演奏が始まりました。チェンバロはアレーナ・ヘニゴヴァです。いやぁ、さすがですね。ホント、久しぶりに上手いヴァイオリンを聴きましたよ。っていうか、今まで聴いたバロックヴァイオリン・ライブの中では音楽的にも技術的にも一番よかったと言ってもいいです。今週になってこのコンサートが決まったこともあって、聴衆が少し少なかったんですけど、聴きにこれなかった方は本当に惜しいことをしましたね。(笑)
途中で、学長のインタビューがありました。いくつかの質問のあとで、
「日本に帰って活動されるおつもりですか?」との問いに、
「いいえ」(きっぱりと)
「それはどうしてですか」
「もう日本を離れて長いのでつながりがうすくなっていることと、あとバロックアンサンブルとかオーケストラの数が少なく演奏の機会が少ないということですね」
うーん、残念ですね。でも近い将来の「来日」を期待しましょう。
コンサート終了後の打ち上げがありましたが、ご一緒させていただきました。さらに打ち上げ終了後、スコラの学生のWさんと彼女のホテルの部屋まで押しかけ、遅くまでいろいろなことを伺い楽しい時間をすごすことができました。お疲れだったでしょうけど、気さくにお話しをしていただき、本当にありがとうございました。

コンサートの曲目(全てテレマンです):
Sonata F-dur aus "Essercizii musici"
Solo A-dur aus der "Tafelmusik" II
Phantasie A-dur (Nr. 5)
Sonata a-moll aus "Methodische Sonaten"

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