リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

ヴァイスは「シルヴィウス」ではない!

2020年02月26日 10時45分41秒 | 音楽系
バロック・リュートの巨匠、シルヴィウス・レオポルド・ヴァイスは「シルヴィウス」ではない。実は彼はシルヴィウスと呼ばれたことも名乗ったこともなかった。そう署名したことはなく、彼が使っていたのは「シルヴィーオ」だった・・・というとエイプリルフールのネタみたいですが、SylvoとかSilvioというのは見たことがあります。でもこれは単に省略したとか、ラテン語式に書いたとかイタリア語式に書いたという違いかなとは思います。

今朝の新聞に面白そうな本の広告が出ていました。本のタイトルは、「モーツァルトは「アマデウス」ではない (集英社新書) 」です。なかなかキャッチーです。本の紹介文曰く:

今日、「アマデウス」と言えば、誰もがモーツァルトを思い浮かべるだろう。しかし当の本人は生前「アマデウス」と呼ばれたことも、名乗ったことも、署名したこともなかった。嘘だと思うなら本書を読んでほしい。彼が生涯使い続けたのは「アマデーオ」(あるいは「アマデ」)。その名はモーツァルトにとって唯一の宝、心の支えだった。では、なぜそれは宝だったのか。そして、そんな最愛の名前を、誰が何のために死後のモーツァルトから引き剥がし、「アマデウス」に改竄してしまったのか。著者は、不遇の天才の苦悩と渇望に寄り添いながらその謎を解き明かし、西洋音楽史の欺瞞にも切り込んでいく。

うーむ、微妙です。この「嘘だと思うなら本書を読んでほしい」というのがウソくさい。(笑)ここでアマゾンの「いますぐ買う」をクリックしたいところですが、どうも大したことが書かれていない感じもします。ここは本屋さんに行って立ち読みしてから買ってもいいですね。桑名の本屋さんには残念ながらなさそうなので、四日市か名古屋の本屋さんで探さなければならないでしょうけど、ご時世、人混みは避けた方がよさそうだし。まぁもう少し先まで覚えていたら本屋さんにでかけることにしましょう。

最新の画像もっと見る

3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (やまねこ)
2020-02-26 11:37:13
こんにちは。
そうなんですね。たしかに外国人の名前の読みかた、表記の仕方には注意が必要だと思いました。
昔、海外からリュートを取り寄せた時に、個人の方でしたが、メールで記された名前は正式なものでなく(芸名やペンネームでは無いのです)、口座に送金する場合は、日本でいえば名字の最後が一字違うのだと言われたことがあります。すると、読み方まで変わってしまうのです。
 ミドルネームとかある人も多いですし、読み方も注意しないといけないですね。

外国人の方は、普通の本名でも、普段はちょっと一字変えているとか、名前の方をニックネーム的に変えている人も意外といるような気がします。
たとえば、Rick という名前をRicky などというように。
普段の生活でも、重要なお得意さんとか、偉い人の呼び方を間違ったら大変ですが、冠婚葬祭等、日本人でも一番気を使うことではないかと思いました。
返信する
Unknown (老弾)
2020-02-26 14:22:54
こんにちは、とっくに花粉が飛び交っている時期です。
ん十年前、パスポートで本人性の確認等の担当をしたことがあります。驚きました、正式な名前のなんと長いことか。
父方、母方、の名字、洗礼名、気にいった有名人の名前、等を混ぜた本名は長すぎてPCの入力数に入らず、一部除外して入れたものです。フリガナもカタカナでは上手く表記できず、相手が納得できる簡単な発音で登録したものです。相手の話しでは入国した先での発音や登録がマチマチだそうです。その点、アジア人の本名は短いです。
懐かしい思い出です。
返信する
re (nakagawa)
2020-02-27 23:01:55
私の名前の「祥」の字は、親が旧字で届け出たものですから、(つまり示偏が昔の字で「祥」です)パスポートを取るときにうっかり「祥」で書いたら通りませんでした。免許も「祥」でしたが、前回「祥」で書類を書いたらそのまま通りました。(笑)こういうのは柔軟に対応してほしいです。
返信する

コメントを投稿