リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

セミプロ

2005年08月07日 22時00分35秒 | 日々のこと
ヨーロッパではもう夏は終わったという感じらしいですが,日本は夏の真っ盛りという感じですね。暦の上では今日が立秋だそうで,そういや蝉の鳴き声もどことなく秋めいて・・・という感じがしないでもないですが,でもまだまだ暑苦しい鳴き声です。

子供が小さい頃近所の公園によく秘密兵器を携え蝉捕りに行きました。その秘密兵器とは・・・名付けて「セミプロ」(笑)。

それを使うと百発百中で蝉が捕れます。ここまで沢山捕れると蝉捕りなんて全く面白くなくなってしまうんですけど,あえてその秘密兵器を公開しましょう。ひょっとしてご存知の方もいらっしゃるかも知れませんが。

よく昔蝉捕り用のタモを売っていましたよね。(今も売ってるのかな?)あれはだめです。そのタモのかわりに,なんとエビダモを使うんです。エビダモはエビをすくうためのタモで,口の部分の直径が10㎝程度ですが,網の部分は結構長めです。釣具屋さんに売っています。

エビダモのまんまでは蝉に届きませんので,何でもいいですがら,長い棒にガムテープなどでくくりつけます。これで「セミプロ」の完成です。あとは,蝉さんを見つけたら,そーっと蝉さんの上にカパッと「セミプロ」を重ねるだけです。突然背後に何かかぶせられて驚いた蝉さんは危険を察知して飛んでそこから離れようとしますが,時すでに遅し,狭いエビダモの網に足がからまってしまい,哀れにもそこから出ることができません。
もがき苦しんでいることを確認したら,「セミプロ」を木からはずし,捕獲した蝉をカゴに入れます。以下これをくり返します。

「セミプロ」を使うと蝉との駆け引きは全く不要で圧倒的な力量差で勝利を収めることができます。10分もすれば,カゴの中は蝉で一杯になり,蝉捕りは何とつまらん遊びだろうと思ってしまいます。(笑)こんなの自分が子供の頃知らなくてよかったです。私の子供は結局捕った蝉をみんな放していました。キャッチアンドリリースってやつですね。私は何かもったいない感じがしましたが。(笑)

もし小さなお子さんがいらっしゃる方は,ぜひ「セミプロ」を使って親の威厳値を上げるのに活用されるといいと思います。

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