最近はネットにおけるエイプリフールのための「作品」が減っている様な感じがします。コロナ禍を経て減ってしまったのでしょうか。以前は「作品」にあふれていたのですが、今年は「マックの内弁当」くらいでした。あ、激辛の「つらターン」もありましたね。
「喫茶タケミツの朝」に書かれている98%は本当のことです。ウソも100の真実にくるんでしまえば、本当に思えてくる、というのはフィクション作りの鉄則です。「作品」の方向としては音楽版の原田マハみたいなちょっとペダンティックな世界を目指してみました。
現実にある喫茶店はもう午前中はジジ・ババの喧噪でうるさいことこのうえありません。皆さん耳が悪いせいか声が大きいです。もう四半世紀近く昔になりますが、教職を退職したとき朝はゆっくりと喫茶店でコーヒーを頂くのが夢でした。退職した年の4月1日、早速近所の喫茶店にいきましたら、なんか想像したいた雰囲気と異なり年寄りが集まって騒々しいのに驚きました。ひょっとしたらそこだけと思い別の所に行きましたがたいしてかわりません。四日市や岐阜県にも足を伸ばしましたが全て同じです。
2,3日は朝の喫茶店通いを続けましたが、皆同じ状況なので行くのをやめました。20何年か前でもそうだったので、老人が増えた今はもっと大喧噪なんでしょうね。ショート・ストーリーの中で書いた「喫茶タケミツ」は私の理想の喫茶店です。
今は自分のウチで武満の「地平線のドーリア」を聴きながらコナコーヒーを味わいつつ、県立K高等学校のふもとにあってもよさそうな喫茶店を夢想しています。何曲か聴いたら曲の終わりに合わせておかわりを出してくれるマスターもそばにいて欲しいですね。どなたか「喫茶タケミツ」を作りませんか?
そうだったのですか。
喫茶店については、私も同感ですね。
自分ももう若いわけでなく年齢的にはもう爺という年配ですが、たしかに年寄層が多いなと思います。もちろん、ファーストフードや外資系の飲食店は若者で溢れてますが、地元の特に高校近くのファーストフード店はうるさすぎです。バイトするために制服のまま店内の奥に向かっていく生徒さんも多いですね。
たまに遠征する都心方面も老若男女であふれていますし、静かではないですね。
家から車で5kmほどになるお気に入りの茶店でも、どういう口コミなのか、かなり奥まった静かな喫茶も年配層が朝からモーニング食べて一杯状態(笑)。
若い時分には、ロック喫茶のような所もあり長髪の若者で溢れてましたっけ。私も出入りしてましたが、落ち着いた喫茶に行こうなどとは思いませんでした。激しい音楽のレコードをかけるのが好きだったですかねえ。
でも、今は静かに朝のモーニングコーヒーを飲みながら、或いは商売の帰りに寄る一杯のひと時のコーヒーを飲みながら、奥まった落ち着いたスペースで、欧州風のアーチ型の窓から差し込む陽光に、ホットする時間、そして、古いバロック音楽などが流れてきて・・・・、こういう時間を過ごしてみたいですねえ。
まず、近所、遠方でもそんな喫茶など皆無です。随分と探してもみたのですが無駄だったです。せいぜいファーストフードで商売の帰りに忙しく立ち寄ってスマホで、情報や連絡などしながら飲むコーヒー(インスタントみたいな感じかなあ)で終わりです。
誰か、理想の喫茶を立ち上げてくれませんかあ?(笑)ですね。