リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

リュートが完成です

2013年08月21日 19時35分15秒 | 音楽系
リュートが完成しました。

フランス在住の製作家、スティーブン・マーフィーから完成した旨の連絡があり、写真を送ってきました。



写真では大きく見えますが、弦長65cm、11コースの、バロック・リュートしてはずいぶん小さい楽器です。

ペグボックスの装飾です。



鳥目柄のメープルは美しいですね。



こちらに送ってもらったとき、空港で暑い場所に放置されると困るので、PDFファイルで「暑いところに置かないで下さい」という注意書きをスティーブンに送っておきました。これを印刷してもらって、梱包に貼ってもらうわけです。

ヨーロッパではもう日本でいうと秋たけなわですから、温度の問題はありません。日本ではまだ熱帯ですから、中部空港に到着したとき、暑いところに長時間放置されると、リブの塗装がまだ完全に乾燥していないので、影響が出てきます。

今日テレビで、東京はシンガポール、バンコク、クアラルンプールより暑いというニュースをやっていましたが、名古屋は東京より暑いんですよねぇ。(-_-)

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2 コメント

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美麗です (やまねこ)
2013-08-21 20:56:58
美しい楽器です。工作精度も高く、彫刻も繊細で美しいですね。
 先生の注意書きは、効果的ですね。私など、楽器ではないですが、ドイツへ楽譜注文したら、外国の空港一時保管庫とやらで、雨が降ったとかで、ずぶ濡れになり、税関関係の部署から詫び状が入ってたことがありました。相当丁重に乾かして支障の無いように計らってくれたようで、読譜に問題なかったですが、雨でしょぼしょぼ、黄色く黄ばんで50年も経過したかのような古風な楽譜になってました(笑)

 楽器だけはトラブルに遭ってほしくないものです。先生の愛器が無事に安全に到着されるようにお祈りしています。

コンサートで、ぜひ新楽器の音をお聞かせください。
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re (nakagawa)
2013-08-22 19:04:15
それは大変な目にあわれましたね。、向うの職員の人たちの中にはいいかげんな人がいたりしますね。日本では考えられないようなことがおこることがあります。日本の配送関係の業者は多分世界で一番きちんとしていると思いますが、この高温が続く昨今「こわれもの注意」だけではちょっと心配ですので、注意書きを貼ってもらうことにしました。
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