7月の上旬にコペンハーゲンで開催されたICMI2024に参加しました。
コペンハーゲン空港から街中へ移動するのは電車が便利で、とても簡単です。いろんな国に行きましたが、一番簡単かもしれません。
中央駅からホテルまで1キロ以上ありましたが、簡単に歩いて行けました。ホテルは学会会場のホテルを予約したので滞在中も非常に楽でした。
コペンハーゲンは今の時期だと夜10時くらいまで明るいです。なのでポスターセッションが終わる7時から「さて買い物でも行くかな~」という感じで、とても楽しく過ごせました。でもなにもかも物価が高くて、サンドイッチを買うのもお店に入って食べるのも恐る恐るという感じ。為替、怖いですね。
学会で一番印象に残ったのは、女性と若い人が多い、ということ。
ちょっと前まで発表者やチェアマンは男性が多かったけれど、今はまったく違います。聴衆も、たぶん女性の方が多かった感じ。
学会で議論された内容は私が研究している分野のど真ん中でしたからとても有意義な情報を得ることができました。が、こんなにみんなが「腸内細菌」をやってて大丈夫か?と心配にもなり。学会ってやっぱりその時の流行というのが出てくるんですが、あまり大きく振れるとそれ以外の分野がうすくなってしまうのでそれはよくありません。さて今後この消化管免疫の分野はどのように進むんでしょうね。
また、数年前にうちの学生が卒論で取り組んだ内容のその先をやっている人がいて、ちょっと感慨深かったです。当時は機序の詳しいことまではわからなかった。でもそれが明らかになりつつあり、非常に楽しくなりました。
最終日まで連日シンポジウムやポスターに参加し、ディスカッションし、新しい刺激を受けて、とてもよい時間を過ごしました。コロナがあったので丸5年間国際学会に行ってませんでしたが、やはり大事なことだなと思いました。若い人にもっと行ってもらいたいですね。ただこれだけ円安になると行くだけでも大変です。うまくサポートを得て、できるだけ若い時にどんどん海外の学会に参加してほしいと思います。
私もまたどんどん行きたいなーという気持ちになったのと同時に、他の仕事もたくさんあるので、今後は前みたいに定期的に、、というわけにもいかないなあとちょっと複雑な気持ちを持ちながら帰国しました。
コペンハーゲンの紹介は次回書きます。