一般的に、獣医師は動物のお医者さんと考えられることが多いのですが、以前にも書いたように、その役割は多岐にわたります。その中でも、特に人獣共通感染症は獣医師の果たす役割の大きな領域と言えると思います。動物の病気の多くは、人にはかかりません。ウイルスにしても寄生虫にしても、種の壁は高いのです。しかし、中には人にも動物にも感染する病原体が存在します。最近話題になっているのはBSE(牛海綿状脳症)ですが、他にもいろいろあります。
東大名誉教授の山内先生の講義録が獣医学会のHPの中にありますが、これはとてもおもしろく、また勉強になるサイトです。時節柄BSEの記述が多いですが、バイオテロの話や、口蹄疫の話も大変興味深いです。
私の知人のMさんは、国際獣疫事務局(OIE)に勤務する獣医師ですが、現在は高病原性鳥インフルエンザの押さえ込みのための研究にまい進されています。この病気も、つい最近までそう話題になることのなかった病気です。これからも新しい感染症は次々に現れてきますが、動物、特にペットや家畜から人への感染が起こるような病原体であれば、私たち人間は安穏としていられません。しかし今日もこの日本のどこかで、世界のどこかで、その病原体を目の前にして研究に打ち込む獣医師がいます。
しかしそれにしても、感染症というのは永遠になくならないのでしょうね。
私も長く感染症の研究を続けてきました。そのことを振り返って、次回は書いてみたいと思います。
東大名誉教授の山内先生の講義録が獣医学会のHPの中にありますが、これはとてもおもしろく、また勉強になるサイトです。時節柄BSEの記述が多いですが、バイオテロの話や、口蹄疫の話も大変興味深いです。
私の知人のMさんは、国際獣疫事務局(OIE)に勤務する獣医師ですが、現在は高病原性鳥インフルエンザの押さえ込みのための研究にまい進されています。この病気も、つい最近までそう話題になることのなかった病気です。これからも新しい感染症は次々に現れてきますが、動物、特にペットや家畜から人への感染が起こるような病原体であれば、私たち人間は安穏としていられません。しかし今日もこの日本のどこかで、世界のどこかで、その病原体を目の前にして研究に打ち込む獣医師がいます。
しかしそれにしても、感染症というのは永遠になくならないのでしょうね。
私も長く感染症の研究を続けてきました。そのことを振り返って、次回は書いてみたいと思います。