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新しいことを見つけるって楽しい!

サマースクールまとめ。

2011年08月06日 | 仕事・研究
4日間の免疫サマースクールを終え、つくづく高井先生(東北大・加齢研)はすごいと思いました。わたしはもともと高井先生とは全然面識がなく、昨年最初にサマースクールのお知らせがWEBに出た時に「蔵王だったら近所だし、なにかお手伝いしましょうか?」と厚かましくメールしたのがきっかけで高井研とご縁ができました。その後加齢研での共同研究への申請や非常勤講師にご推薦くださって、お世話になる一方でしたので、せめて蔵王のサマースクールでは使い走りでもと思って行きましたが、ここでも面倒なお仕事はすべて高井研の皆さんがお世話くださり、わたしは普段絶対聞けないような超豪華講師陣のセミナーを朝から晩まで聞ける恩恵に浴し、しかも多くの先生方と個人的にお話しする機会が与えられ、本当に夢のような4日間でした。しかしなにより、100人を超えるワカモノを重鎮の先生方と合宿させるあのような会をあれだけ成功させる先生のマネジメントの手腕、そのお人柄を間近で見られたことが一番収穫であったと思います。しかしまあ、よくぞあの時厚かましいメールを先生に送ったものぞと思います。あのとき躊躇していたらこのような素晴らしい経験をすることはなかったでしょうから。

さて、本論。
サマースクールは免疫学の初学者のために開かれる夏の合宿です。
初学者と言っても、学部生はわずかでほとんどが大学院の学生、ポスドク、助教クラスの方もいらっしゃいました。最初にイントロダクトリーコースがありましたが、講師の先生が話し終わると同時に、マイクの前には10人程度がすでに並んでいるという状態。参加者の意識の高さに驚かされ、また質問のレベルの高さに驚きました。その後レギュラーコースが始まりましたが、坂口先生などはたぶんイントロダクトリーコースの質問者の質問内容を聞いて、レギュラーコースのお話の内容をごっそり替えられたものと思われます。わたしはお隣に座っていましたが、講師に立つぎりぎりまでどんどん直していらっしゃいました。しかしそうはいっても本当の初学者も大勢おり、専門用語がわからず四苦八苦している声もありましたが、周囲の大学院生などが上手に教えていて、感心しました。このような会でできたネットワークは、今後必ず役に立つと思います。勉強も素晴らしかったですが、なにより人脈が広がったことが将来に生きてくることでしょう。

スクールはセミナー以外にもポスターセッション、飲み会などでどんどんいろんな人と話す機会がありました。わたしも大勢の方とお話しでき、大変楽しい時間でした。わたしも実は昔サマースクールに行きたいと思ってエントリーしたことがありました。でも年齢的にちょっと遅すぎて、参加することができませんでした。私は32歳をすぎてから免疫をやり始めたので(それまではウイルスをやっていました。)、基礎が足りず、また人的ネットワークも持たず、そのままアメリカに行ったので帰国してからも苦労しました。いろんな道を通ってきたのが自分のアドバンテージであるとも思いますが、やはり大学から一貫して同じ専門でやってこられた方とはまったく違った立場であり、今回も若い人たちを見ていて大変うらやましくはありました。

今回参加された皆さんはきっと一人ひとり充実した思いで各々のラボへ帰られたことと思います。
今後の活躍を心から期待しています。わたしも負けずに(ちょっと遅れも取りながらですが)頑張っていきたいと思います。



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ブログのレイアウトなどをちょっと変えました。

2011年08月06日 | その他もろもろ
<お知らせ>

・大島への支援の際などに住所氏名など公にしてましたし、写真も出していますので、プロフィールに所属も記載しました。
・コメントにお返事する際も、これからはりねずみはやめまして、名前でいきます。

実はこのブログのリンクで私の弟(臨床獣医師)のブログをご覧になった方は、「あっちもこっちもはりねずみなのね」と思われたと思うんですが、これは本当に偶然です。わたしのブログのIDのnakayoshiharinezumiにはちょっと意味がありまして、はりねずみは針をもっているから仲良くしようと思っても近づくとお互いを傷つけてしまう、という人間関係のメタファーによく使われるんですが、その意味をこめてこのIDを使っていました。なんか深いのねえとびっくりされそうですが、まあ興味がある方は「ハリネズミ理論」などのキーワードで検索してみてください。

人と接するときに一番いい距離を見つける。
とげをもった自分が人とお互いにあたたかく寄り添うには。
そういうことを考えてつけたIDです。

ところがだんだん匿名でなくなっちゃいましたし、弟とかぶってるのもなんなので、IDは変えませんけどまあはりねずみを名乗るのはやめようかなあと思った次第です。テンプレートも変えようと思って今探してみましたが、ぴんとくるのがなかったのでとりあえずレイアウトだけ変えてみました。

今後ともどうぞよろしくお願いします。
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サマースクール終了。

2011年08月04日 | 仕事・研究
とりあえず昨日の「奇跡の」お釜遠足の写真だけ。
スクール会場あたりは大変お天気が悪かったのでとても見れないと思って上がったお釜、こんなにきれいに見れるとは。
最後の御挨拶で高井先生がおっしゃった通り、「とりあえずやってみる」ことがホント大事ですね。



コメント (3)
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サマースクールは続く

2011年08月02日 | 仕事・研究
昨日、2時まで飲んで、うっかりアラームセットせず寝たらしい!
「はっ」と気が付いたら6時57分だった。そこから超特急でしたく。7時25分くらいに朝食会場へ。8時からセッションが始まるので、かなり厳しいスタートになりました。

今日のセミナーもすごく充実。
私自身も講師の先生に質問したいことがたくさんありましたが、それは時間外に聞こうと思って我慢。

それにしても今回すごくありがたかったのは、いろいろな先生と直接お話できたことです。東北大の石井先生が「IL-13のノックアウトありますよ。使いますか?」と言ってくださったのには感涙でしたし、徳島大学の安友先生や千葉大の中島先生もいろいろ伺うことができました。それから九大の山崎先生に糖尿病モデルの話を興味持って聞いていただけたことや高知大の宇高先生や筑波大の渋谷先生と親しくお話できたことなど、とにかく仙台に来てから専門領域でなかなかネットワークを広げられなかったので、ホントにうれしいです。あっそれからなんと本庶先生と写真を撮りました!(まあいいでしょ、このくらいはミーハーでも。)


(カメラ、リコーのGRなんですが、これ手振れ防止ついてないから、うっかり人に撮ってもらうと失敗率高し。でもまあこのくらいぼけててちょうどいいのかもね。)

遺伝子が語る生命像―動く遺伝子をさぐる (ブルーバックス)
クリエーター情報なし
講談社


わたしはこれ↑で勉強しました、と言いましたら、「あれ新しいの書いてくれと頼まれているんだけど、忙しくて書けないんだ。よく売れたらしいね。」とおっしゃってましたが、あの頃みんなこれ読んでましたから。新しいのもぜひ書いていただきたいです!

最後は昨日のポスターセッション。
当研究室大学院生のA君奮闘中。

コメント (2)
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免疫サマースクール蔵王

2011年08月02日 | 仕事・研究
日曜日の午後から蔵王に来ています。
免疫サマースクールは今日が二日目です。驚くような豪華な講師陣で朝からどんどんセミナーが行われるのですが、講演終了と同時にマイクにずらっと質問者が並ぶのはさすがです。うちの学生たちにも大変な刺激になっていることでしょう。夜はエンドレスでディスカッションなので(飲みながら)、サバイバルゲームでもあるこのスクール。連日寝不足でわたしも最後までついていけるかやや心配。がんばります。

イントロダクトリーコースのセミナーにて。



懇親会にて。しかしこの後からポスターセッションが始まるのです。




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