私が高校生のころミュージカル映画がはやった。「ウエストサイド物語」や「サウンドオブミュージック」などである。
私も見た。でも、ちっとも面白くなかった。
男女が出会って、歌って踊った後に、もう恋に落ちている。飛躍があるのだ。その飛躍に着いていけないと、全然面白くない。
ミュージカルにはルールがあるらしい。歌って踊ったらすぐに状況が変わってしまうのである。このルールを飲み込まない限り、ミュージカルはつまらない。
私はこのルールを飲み込むのを拒否したから、以来、ナマのミュージカルはもちろんミュージカル映画も見ていない。
昔、「ウエストサイド物語」に出てくる「トゥナイト」という歌がたいそうはやった。何週も連続してラジオのヒットチャート一番だった。私はこの曲のどこがよいのか分からなかった。
「トゥナイト」は、あれほどヒットしたのに、ついにスタンダードにはならなかった。やっぱり音楽としてはつまらないのだろう。
「サウンドオブミュージック」では「ドレミの歌」だけがスタンダードになった。これは日本語の作詞がよかったからで、本家のアメリカでもスタンダードになっているのかどうかは知らない。
「キャッツ」がわが国でロングランを記録したというが、もちろん私は見ていない。見ていないのに言うのもナンだけれども、たぶん学芸会のようなステージだと想像する。だから見ない。
私も見た。でも、ちっとも面白くなかった。
男女が出会って、歌って踊った後に、もう恋に落ちている。飛躍があるのだ。その飛躍に着いていけないと、全然面白くない。
ミュージカルにはルールがあるらしい。歌って踊ったらすぐに状況が変わってしまうのである。このルールを飲み込まない限り、ミュージカルはつまらない。
私はこのルールを飲み込むのを拒否したから、以来、ナマのミュージカルはもちろんミュージカル映画も見ていない。
昔、「ウエストサイド物語」に出てくる「トゥナイト」という歌がたいそうはやった。何週も連続してラジオのヒットチャート一番だった。私はこの曲のどこがよいのか分からなかった。
「トゥナイト」は、あれほどヒットしたのに、ついにスタンダードにはならなかった。やっぱり音楽としてはつまらないのだろう。
「サウンドオブミュージック」では「ドレミの歌」だけがスタンダードになった。これは日本語の作詞がよかったからで、本家のアメリカでもスタンダードになっているのかどうかは知らない。
「キャッツ」がわが国でロングランを記録したというが、もちろん私は見ていない。見ていないのに言うのもナンだけれども、たぶん学芸会のようなステージだと想像する。だから見ない。