院長のへんちき論(豊橋の心療内科より)

毎日、話題が跳びます。テーマは哲学から女性アイドルまで拡散します。たまにはキツいことを言うかもしれません。

まっすぐなキュウリ

2008-12-20 08:24:47 | Weblog
 私は曲がった格好の悪いキュウリが市場に受け入れられないのは、ただその形にだけよっている思っていた。

 だが、それは違うようだ。

 スーパーは生産者にまっすぐなキュウリを要求した。農家はキュウリにコンドームのような筒をはめてキュウリをまっすぐに作った。

 まっすぐなキュウリは、箱詰めしやすく、流通コストが格段に下がるということである。スーパーは形だけを求めて農家にまっすぐなキュウリを要求していたわけではないのである。

 曲がっていても安ければ、スーパーも買う。消費者も安ければ気にしない。

 だが、問題はそんなことではなく、まっすぐなキュウリでないと、コストがかえって高くなってしまうところにあったようだ。

 まっすぐなキュウリは形の美しさを求めているのではなく、流通コストを抑えるために小売が要望していたのである。

 意外な事実であった。私はこのことを、私が好きなTV番組、ワールドビジネスサテライトで初めて知った。