(博多での最終座長公演のステージ。SankeiPhoto より引用。)
北島三郎さんが座長公演を4、578回という驚異的な数字で終えたそうです。NHKBSで一部始終を放送していました。「プロだから、よれよれの姿は見せられない」という北島さんの言葉が印象的でした。カッコよすぎる78歳。
北島さんの「なみだ船」がヒットしたときには私は中学1年で、まだ音楽に目覚めていませんでした。しかし、「なみだ船」はなんとよい声でよい歌なんだろうと思いました。
その少し前に村田秀雄さんの「王将」がヒットしましたが、この歌も私にはすばらしいと思えました。
あのころが「ザ・ヒットパレード」の時代です。「ザ・・」もそれなりに面白かったのですが、アメリカのミーハーポップスの翻訳を日本人が歌っていたので、ありがたみが少なかったですね。
米ミーハーポップスなら原盤のほうがよいです。私は(進駐軍用の)FENラジオの「ザ・トップ・トゥエンティ」という番組で「ザ・・」で歌われる半年くらい前から元歌を知っていました。
でもその後、1,2年で私の音楽的な興味はモダンジャズに移っていったのでした。それでもいまだに「なみだ船」と「王将」は好きなんです。
※今日、気にとまった短歌
雨に咲く牡丹の大輪崩るるも病むものゐれば切るをためらふ (東京都)伊達あい