
(「お心づけ」というお菓子。いよてつ高島屋のHPより引用。)
「チップをやれチップを」というのは2,30年前に故山本夏彦翁が書いたエッセイの題名です。翁は「チップをやると仲居の足どりが違う」と言います。
「札ビラで頬っぺたを叩くのかというなら、そうである」とも書いています。「チップをやらないのはケチなだけだ」とも。
私も真似をして、タクシー料金が950円のところ千円札でお釣りはいらないと言ってみたところ、運ちゃんは大喜び。50円が嬉しいのではなく気持ちが嬉しかったのでしょう。
ところが最近、私はチップを出すのが照れくさくなりました。どうしてでしょうね。世の流れがそういう方向だからでしょうか?欧米でもチップの習慣が薄れつつあるとか。これは本当でしょうか?
※今日、気にとまった短歌
ふる里の生家は売られ吾が住みし部屋に見知らぬ人の窓拭く (東京都)金子大二郎