院長のへんちき論(豊橋の心療内科より)

毎日、話題が跳びます。テーマは哲学から女性アイドルまで拡散します。たまにはキツいことを言うかもしれません。

「余剰」が戦争を可能にした

2015-05-26 06:19:00 | 歴史

(日本軍の食事風景の絵葉書。カミモノネットより引用。)

 前線の兵士は食糧の生産ができない。だから補給部隊が食糧を補充する。

 補給部隊は食糧を補充しても飢えない。それは、食糧に余剰があるからである。

 その日暮らしの狩猟採集民族は、余剰がないから毎日、食糧を探し求めなくてはならず、戦争なぞやっているヒマがない。

 戦争は余剰をもった農耕民族特有の仕業と言えるだろう。(だから、農耕民族が狩猟採集民族を滅ぼすのは造作もないことだった。)


※今日、気にとまった短歌

  「復員」や「内地」「外地」という言葉シベリア還りの祖父より教わる (岐阜県)三ツ井リカ子