人間の脳には相貌を一瞬にして見分ける中枢があって、これにより美人とブスを一見して分類しているのだと考えられる。
この中枢が認知症などでやられると、人の顔の見分けがつかなくなる。これを相貌失認ということは以前に書いた(2008.10.24)。
美人の基準は権力者の妻にあると述べたけれども、実は支配民族の女が美人の基準になることもある。天下の奇書「家畜人ヤプー」に見る白人崇拝からも、それが分かる。
話は横道だが、「家畜人ヤプー」は昭和31年から書き継がれてきた幻想小説で、わずか2,3日の出来事を30年間以上にわたって書いた稀有な小説である。
白人女性崇拝とマゾヒズムがないまぜになった小説で、三島由紀夫が絶賛したという、いわくつきの長編である。作者は謎だったが、先般死去したという。
15世紀の大航海時代から、白人は世界中の地域を支配していった。原住民を弾圧して搾取した。このとき、原住民から見れば、白人は支配者だった。支配者の女が美人の基準になるということは十分にありうることである。
インドでは未だに色が白い女性が美人である。(インドは200年間、イギリスに支配されていた)。
わが国の色白好きは、白人支配とは関係がないのかも知れない。でも、江戸末期に開国を白人に迫られて、明治維新が行われたという次第があるから、あるいはわが国も白人支配にさらされたのかも知れない。
ブスの基準は美人の単なる否定形ではなく、ブスというまた別の基準があるように思っているのだが、まだ十分に考察していないので、またいずれ。
この中枢が認知症などでやられると、人の顔の見分けがつかなくなる。これを相貌失認ということは以前に書いた(2008.10.24)。
美人の基準は権力者の妻にあると述べたけれども、実は支配民族の女が美人の基準になることもある。天下の奇書「家畜人ヤプー」に見る白人崇拝からも、それが分かる。
話は横道だが、「家畜人ヤプー」は昭和31年から書き継がれてきた幻想小説で、わずか2,3日の出来事を30年間以上にわたって書いた稀有な小説である。
白人女性崇拝とマゾヒズムがないまぜになった小説で、三島由紀夫が絶賛したという、いわくつきの長編である。作者は謎だったが、先般死去したという。
15世紀の大航海時代から、白人は世界中の地域を支配していった。原住民を弾圧して搾取した。このとき、原住民から見れば、白人は支配者だった。支配者の女が美人の基準になるということは十分にありうることである。
インドでは未だに色が白い女性が美人である。(インドは200年間、イギリスに支配されていた)。
わが国の色白好きは、白人支配とは関係がないのかも知れない。でも、江戸末期に開国を白人に迫られて、明治維新が行われたという次第があるから、あるいはわが国も白人支配にさらされたのかも知れない。
ブスの基準は美人の単なる否定形ではなく、ブスというまた別の基準があるように思っているのだが、まだ十分に考察していないので、またいずれ。